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アメリカ映画にありがちな「まるで何事もなかったような演出」に嬉しくツッコミを入れてしまう日。 [映画]

突然の映画ネタです。どーんといってみよう・・・って、オレは欽ちゃんかっ!

昨日(6月21日)公開のケヴィン・コスナー主演「ラスト・ミッション」であります。邦題からジャッキー・チェンの香港映画を想像してはいけません。ノーテンキな典型的ハリウッド系スパイアクションなんであります。

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「ダンス・ウィズ・ウルブス」「アンタッチャブル」「ボディガード」などの話題作に出演し、一時はアメリカを代表する俳優と目されたこともある(過去形ですいません)ケヴィン・コスナー御大。老体に鞭うって挑んだ今回の役どころは、CIAエージェント、いわゆるスパイ、でありますナ。

この主人公が、絵に描いたような(今回だと、映画の脚本みたいな)人生メタメタ状態なんです。妻には愛想をつかされ、とうの昔に離婚。現在16歳の娘にはもう7年間も会っていない。武装悪党との銃撃戦が日常茶飯事の危険度マックスのお仕事なのに、月給は安い。さらに悪性腫瘍を患って余命3ヶ月・・・と、あまりに悲哀に満ちたオッサンなんであります。

そんな下っ端スパイの主人公が、CIA上層部から(といっても直接、指令を下すのは若いエリート・エージェント)、重要ミッションが与えられます。ハイテク兵器をテロリストに売りさばく組織のボスを見つけ出し、殺すこと。人生の最期は娘と暮らしたい、という彼の願いをCIAに利用され、しぶしぶミッションを引き受ける主人公。体調不良に苦しみながら、お約束どおり無茶苦茶に乱暴なやり方で敵を追い詰めていくのであります。はぁ~~。

これ以上、語るべきことは何もなく、アッケラカーーン、アメリカーーン、いまやストーリーを思い出すことさえ難しい作品。では、なんのためブログに取りあげたか、というと・・・

エリート・エージェント役のアンバー・ハードねえさんです!この美人っぷり。どうだあっ。

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当ブログで3年前、ホラー映画「ザ・ウォード 監禁病棟」について書きました。その主役がアンバーさん。当時はまだ無名に近かったけど、ワタクシは「彼女は絶対に来る!(売れる!)」と確信したので、こうしたメジャー作品で活躍されるのをみると素直に嬉しいんであります。パチパチ。

・・・と、言いたいのではなかった。

実に小さく、しょうがないネタではありますがアメリカ映画にありがちなアノ演出についてツッコミたいわけです。ある意味、微笑ましいですが軽~くいじってみましょう。

「ラスト・ミッション」にハナシを戻します。映画終盤、CIAエージェントの主人公と敵(ボス+子分たち)の銃撃戦は、ビル一棟がめちゃくちゃになるほどド派手です。「多勢に無勢」なんて言葉を無視しきって、お約束どおり、主人公は孤軍奮闘し悪党は全滅であります。それ自体に無理がありますが、ま、映画だから良いとして、

問題は「そのあと」です。一般人にも多大なご迷惑&大被害を与える大立ち回りを演じておきながら、ラストシーン、何事もなかったように、主人公を囲むご家族の風景。あまつさえ映画前半、あれほど父親に反発していた16歳の娘が、脳手術をされたか、宇宙人に体を乗っ取られたか、つう別人っぷり、すっかりパパになついてるじゃん・・・。

いくらなんでも、こらあっ!とツッコミを入れちゃいますよ。

「丸くおさまったから、良いじゃん。終わったことは忘れようよ。」のハッピーエンド気分満喫もいいけどさあ、「何事もなかった感じ」は度が過ぎるでしょうよ!

本作に限らず、この手のシーン、アメリカ映画では枚挙にいとまがないのであります。

さあ、いってみましょう!究極の「何事もなかったようなシーン」を求めて!

まずはこれ。「バーティカル・リミット」という山岳映画です。

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雪山で行方不明になった妹を救出しようと兄が山に向かいます。ふもとの町で義勇軍を募りますが、危険な雪山ゆえ周囲からは「自殺行為」と冷ややかに受け止められます。しかし妹を想う兄の姿にほだされ、数名の山のプロが名乗りをあげるんです。救出チームは過酷な雪山へと果敢に挑み、結果を言っちゃうと、兄と妹は生き残るものの他メンバーは雪崩や滑落で全員死亡・・・目的達成とひきかえに、犠牲はそれ以上、という悲劇的結末ですね。

にもかからわずラストシーン。「まるで何事も無かったかのように」生き残ったメンツは「はあ、助かったなあ。良かった良かった。」とハッピーエンド感を振りまきます。そりゃないだろうって!オマエラのせいで、みんなが死んだんだぜえ。せめてその陽気な笑顔はやめなさいって!

次いきましょう。ちょい古いですが80年代の人気シリーズ。そのなかから「ロッキー3」「ロッキー4」です。何がスゴイかって、前作「ロッキー」「ロッキー2」ではバリバリの宿敵だったボクサー、アポロ、エラソーなだけでなく性格も悪くって、ロッキーを精神的に追い込んだ酷いヤツですが、なんと、「3」「4」ではロッキーとアポロに友情が成立。それが物語の軸になってるんですな。

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「それまでの確執が何もなかった」ような、そりゃ、あんまりでしょう、なストーリー。アポロなんぞ赦しちゃいかんよ、ミッキーさん、エイドリアンさん!

話はシリトリ的に展開です。ロッキーシリーズの主演スタローンさんが、数年前に作ったアクション映画「エクスペンダブルズ」に目を移しましょう。この映画がまたスゴイ。

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「ロッキー4」ではリングで戦ったスタローンさん(ロッキー)とドルフ・ラングレンさん(ドラゴ)。本作でも共演しているんですね。で、ドルフさんはスタローンさん率いる傭兵部隊エクスペンダブルズの一員でしたが、仲間を裏切って敵に寝返り、あろうことか仲間たちを銃撃するんです。とんでもないワルであります。

問題はラストシーン、見どころです。ヘヴィーな戦いを終え、溜り場に集まるエクスペンダブルズのメンバーたち。そのなかに、な、なんと(!)裏切り者ドルフさんがちゃっかり混じっている!そして、「みんな、ごめんね~、おれ、やっちゃった~」、「ダメだぞ~、あんなことしちゃ、あはは」「ドンマイ、ドンマイ」「もうするなよ~」的なユルイ空気が充満しております。こりゃなんなんだ!最後に心を入れ替えれば、前には何をやっても許されるのか?あまりにも「何事もなかった感」がバリバリすぎでしょう。理由はどうあれ敵側について仲間を銃撃したヤツですよ、そいつに「その温情か!」と怒り半分、笑い半分のワタクシ。

同じようなパターン、最近観たよなあ。そうそう、

映画「アベンジャーズ」であります。地球征服をもくろむ異次元からの敵にアイアンマン、ソー、ハルク、キャプテンアメリカなどソーソーたるヒーローが立ち向かうファンタジック・アクション映画であります。

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この映画でジェレミー・レナーさん演じる弓の名手ホークアイが、敵に洗脳されて、仲間を襲ってくるのであります。こやつのせいで宇宙船は壊されるわ、死人は出るわの大変な状況に陥るんですが、洗脳が解けたと分かると、はい、お約束どおり「何事もなかったように」仲間に戻って大活躍なんであります。さすが、心が広いぞ、アベンジャーズ!

ワタクシがスクリーンに向かって「そりゃないだろっ!」とつぶやいたことは言うまでもありません。

ハッピーエンドならば、過去のゴタゴタ、それまでの被害などどうでも良いのだ、つう「ダイハード」的なご都合主義演出が蔓延する一方では、たとえば「プレデター」のラストシーンのように、リアルな演出もあるんだから映画ってえのは不思議なもんですねえ。

と、いくら書いても話がまとまらないので、今日はお終い!いいのか、それで。ちゃんちゃん。


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