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札幌市の道立近代美術館で、ヴラマンクの風景画にうなったハナシ。 [絵画]

数日前の札幌出張でのこと。午前と午後の打合せの間に1時間半ほど空き時間ができました。昼飯をコンビニパンでササッと済ませて、道立近代美術館へ向かったのであります。

開催中のポーラ美術館コレクション展を拝見するためです。

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箱根にあるポーラ美術館の所蔵絵画のうち約70点を展示する企画。日本人が愛するモネ、ルノワール、セザンヌ、シスレーといった印象派から、ゴッホ、ゴーギャン、シャガール、ルドン、マティス、ピカソ、さらにはムンクまでと有名どころがドドーンと壁を飾っております。見応えは十分ですねえ。

ブリジストン美術館(東京)といい、倉敷の大原美術館といい、日本の美術館の蒐集力ってスゴイなあ、と感心した次第。

ただし。私が、展覧会に足を運んだ理由は、ある画家の絵を観るためであって、彼以外は(私にとっては)添え物と言ってよいくらいなのです。ワタクシが惚れ込んでいるその画家とは、

ヴラマンクさん

であります。マティスとともにフォービズム(野獣派)画家として位置付けられるヴラマンクさん。ワタクシの好みは、赤やら黄色やらをド派手に塗った絵(そっちが有名なんでしょうけど)ではなく、モノトーンを基調にした重苦しい風景画なのです。

一気呵成に黒と白で流れるように描かれた、木の枝、雪の道、建物、そして空や川。その大胆さ。筆の勢いが生み出す迫力と訴求力。尋常ではありません。

ヴラマンクに比べたら、モネやセザンヌの作品などは輪郭がぼやけ微温的にさえ見えてしまいます。強いてヴラマンク表現に匹敵できるものを挙げるとすれば、シャイム・スーティンの強烈な風景画。または国も時代も違いますが日本の古武雄の壺(弓野焼き)に描かれた木。

・・・おっと、ここでワタクシのヴラマンク愛を語ってもしょうがないですね。

展覧会へ話を戻しましょう。ヴラマンクは2点が展示されていました。感動ツボにドーンとストライク・・・とまではいかない作品でしたが、ヴラマンクさん独特の勢いみなぎる画面に、たっぷり10分は見入ってしまいましたね。やっぱり良いなあ、ヴラマンクさん。

以下は、今回の展覧会の出展品ではありませんが、ヴラマンクさんの描く、ワタクシが好きなタイプの風景画でございます。はい。

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ところで、どうして日本人は(外国も同じかもしれないが)モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、シャガールが好きなんでしょうね。そんなにアレって良いですかね。今回の展覧会もご多聞にもれず、ポスターに使われているのはモネ。チラシで紹介されるのも「その手の路線」です。ヴラマンクさんなんぞ、「ヴ」の字も出てきやしません。絵画は人の好き好きですので、大きなお世話でしょうけど、世間やマスコミの評価ではなく「自分の目」で「自分の好み」を見極めてほしいもんですなあ・・・って、誰に対しての上から目線だよ。

さて、ヴラマンク作品以外ではシスレー、マルタン、ルドンに足を止めたくらいで、ほかは軽~く流し、30分程度で会場から撤収しました。道立近代美術館から札幌駅方面(北東)へと徒歩移動します。三岸好太郎美術館のある敷地を経由すると、こじんまりしてますが素晴らしい風景を楽しめますね。

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芸術作品の風景もよいけど、実際の風景って、やっぱり良いわなあ。

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と、当たり前といえば当たり前の感慨にひたったところで、今日はお終いっ。


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