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北海道立旭川美術館 「フランス 近代美術をめぐる旅」展を拝見しました [絵画]

先週、身内の不幸があり、急遽、地元北海道へと飛びました。通夜と葬儀を終えた2日後の土曜、宿泊先ホテルからほど近い旭川美術館へ行ってきました。

スーティン4.jpg

こちらで、2016年8月17日まで開催している「フランス 近代美術をめぐる旅」展を拝見したのでした。

スーティン2.jpg

ひろしま美術館が所蔵する19世紀から20世紀にかけて絵画・彫刻作品、約60点を借用・展示しています。つい最近、同時代作品を、札幌(の道立近代美術館)で拝見したので流れを感じましたね。

率直に言うと、札幌で拝見した作品(ポーラ美術館所蔵)より、旭川のほうがツボにはまりました。

開催者の掲げる目玉は(お約束どおり)モネ、セザンヌ、ルノワール、ゴーギャン、マティス、そしてピカソといったところでしょう。しかし天邪鬼なワタクシが、うわっ、と感激した一品は、なんたって、これです。

シャイム・スーティン「椅子によれる女」(1919年頃)です。

スーティン1.jpg

スーティンの実物を観るのは今回でやっと4作目ですが、どの作品にも気迫というか怨念が画面から放出されております。一見、雑に塗ったかのようで(実際そうなんでしょうけど)、息が詰まるような圧力があります。ぐにゃっとねじ曲がった形状の、曲がり具合にスーティンならではの絶妙を感じます。なんという素晴らしい画家なのだろう!

どこかの美術館で「スーティン展」やってくれないかなあ。絶対に行くのにな。

ちなみに作品脇プレートに書かれた画家名が「ハイム・スーティン」となっとりましたけど、ファーストネームは、ハイムではなくシャイムではないか?いつのまにハイムに変わったのか。積水ハイムみたいじゃん。スペル最初の「C」は発音しないのが正解?・・・と、どーでも良いことがむしょうに気になりました、はい。

話を展覧会に戻しましょう。

札幌のポーラ術館所蔵作品展でイマイチだったヴラマンク作品が、今回はやってくれましたね!ワタクシの大好きな「雪景色」が堂々と登場。このモチーフこそ、ヴラマンクさんの真骨頂、圧巻であります。勢いある筆致と、黒と白のメリハリの妙に、じ~っと見とれてしまいました。

さらには、キスリングの見事な少女画。感動であります。ここに至って前半に観た印象派作品など、どーでもいいわい、という気になりましたな。

そうそう、蒐集者のセンスに拍手を送りたいのは、ルドン、キスリング、ヴラマンクのそれぞれの「花の絵」が揃っていることです。三者三様の「花」が、彼らの美学を的確にうつしだしており実に興味深かったです。

今回の展覧会、良い絵を観たなあ!という満足感が腹の底からわき上がりました(←むちゃくちゃな表現ですいません)。

旭川美術館さん、ありがとうございました。この勢いで「スーティン展」、ぜひよろしくお願いします!

スーティン5.jpg

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