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浅草橋の酒場で、常連さんたちと盛り上がっちゃうハナシ。 [宴会、呑み会]

前回のブログ記事で、札幌の絶叫居酒屋にネガティブ感想を述べた反動でしょうか、今回は、フレンドリーかつ良い意味で「賑やか」なお店について書きます。

東京の浅草橋にある居酒屋、「雪柳(ゆきやなぎ)」さんであります。

浅草橋駅(JR総武線、都営浅草線)から、総武線沿いにしばらく歩いたところにある実に良い感じの酒場です。注文するたび絶叫する店員もいないし、話の腰を折る無礼な店員もおらず、ゆったりまったりと店内の空気が流れるのであります。いいな~。

土佐(高知県)のお酒と料理をメインにしております。ひとりでフラッと店に入り、カウンターで冷やで2合ぐらい呑みながら、おかみさんと会話して帰る、この間、約30分・・・うーん、これだね、これ。

と、書きつつ某日。

会社の若手T君(浅草橋在住)と、雪柳さんへ寄って呑むうち、どうゆう流れだったか忘れましたが、お店のご主人、おかみさん、常連さん2名と店内で大盛り上がり。そうか、お店主催の、カラオケ大会の話がきっかけだったね。

てなわけで、その時店内にいたメンバーで記念写真。パチリ。

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女性メンバー(おかみさんと、常連さん)に圧倒されるT君の様子。

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せっかくだから、とワタクシも仲間にはいってパチリ。

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むはあ。どうですか。こうゆう気さくな酒場って最高ですよね。

注文も会計もバイト店員と事務処理的にやりとりする都心の居酒屋より「呑んだらみんな仲間だぜえ~」つう、こちらのお店でこそ酒が美味いってもんです。もちろん人によって、酒場の雰囲気には好みがあるでしょうけど、対応がマニュアル化されたチェーン店に比べれば、雪柳さんの「人間味」が、文字通り良い「味」になっている、とワタクシは思いますね。

あっ、ここにアップした写真、プリントアウトして、お店に届ける約束してたな。いかんいかん、今週、持って行こう。ついでに高知の酒「酔鯨」を呑むことにしよう!てなわけで今日はお終い。チャオー。


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札幌の過剰サービスな居酒屋で、苦笑いしたハナシ。 [旅]

先週、出張で北海道へ行ったときのこと。

札幌の夜です。地元のAさんと某居酒屋に入りました。巨大繁華街「すすきの」と狸小路(たぬきこうじ)の中間というビミョーなロケーション(いちおう、すすきのらしいけど・・・)。ワタクシは勝手に「ジャンカラ通り」と呼んでます。

この居酒屋、札幌では当たり前とも言えますが料理は美味しく、日本酒(地酒)も充実。そこだけみると大変に良い店です。そう、良い店なんですが、なんていうんでしょうね、若者コトバをまねすれば「残念!」と申しましょうか。

店に入るなり女性店員がけたたましい大声で、「いやっしゃあい!!!」と叫ぶ。

テーブルで酒や肴を注文をすると「〇〇のご注文いただきましたああ!!!」と絶叫する。もちろん料理を運んできたときにも、客の会話をかき消す勢いで「〇〇を、お持ちしましたあ~!!!」と大絶叫。冗談抜きに耳がキンキンする声量なのであります。

そのうち、大声で窓ガラスが割れるのではないか?まるでギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」の世界であります。

要するに、この店は「賑やか」と「ウルサイ」を混同しちゃってるんですね。ま、ここに限ったハナシではありません。同じような絶叫店は東京にもいっぱいあります。私からすれば、やかましいだけですが、客の中には「元気をもらいました!」とポジティヴに受け止める奇特な御仁もいるわけで、きっと需要と供給が成立してるんでしょう。

しかし。

客の会話へズカズカ割りこんで話の腰を折る「無神経」、元気さえ良ければなんでも許されると思い込む「独善」、客先対応をマニュアル化し教え込む「安易さ」・・・これら一連の有様が、なんとも悲しいわけです。自発的に何かを良くしようという発想ではなく、芸を仕込まれた猿のように「それが良い」と教えられたから、ただただ絶叫し続ける。そのうち、なんのために叫ぶのか、目的を失った、行為のための行為になる。

たとえば、こうすればどうなのか。「元気をもらう」のが好きそうな20代サラリーマン相手にはおおいに怒鳴りちらして、50代も半ばを過ぎたオッサン客(私のこと)にはフツーの声量で料理やお酒を説明する・・・そんなふうに柔軟に対応は出来ないのかね?

おっと、なんにでもケチをつける私の悪いクセが出ちゃいました。失礼。

さて、天地が裂けんばかりの大声量のほかに、この店、ちょっとしたサプライズ・サービスをしてくれました。

呑み会の中盤です。こんなものを店員が運んできたのであります。どーん!

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私を道外から来た人間と知ったゆえでしょう。北海道をかたどった木板に「ウエルカム・札幌」とチョコ文字でかき、アイスクリームを添えてます。やりますな~。店員は、またぞろデカい声で「これは、サービスです!(=無料です)」と激しくアピールします。

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店の心遣いに対してなんですが、この時点で、呑み会はまだ真っ盛り。日本酒をぐいぐい飲み、直後に「サバの塩焼」が運ばれてきたくらいであります。

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「歓迎アイス」をタダでもらって文句は言いたくないけど、日本酒→アイスクリーム→焼きサバ・・・この流れはいくらなんでもNGでしょう。せめてアイスを運んでくる前に、「サービスでアイスクリームを用意いたしますが、いつ、お持ちしましょうか?」と確認して欲しかったよね。そのヒトコトがあれば高評価できたのに・・・やっぱり、残念だわ。

あ、また批判が出ちゃった。すいません・・・・と、少し反省し、今日はお終いっ!


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小倉で出会った福岡県警のゆるキャラ(?)が頑張っておられたハナシ。 [旅]

今週は出張続きでした。福岡県小倉→山口県下関と移動してシゴトし、いったん関東に戻り、翌日は北海道の苫小牧→札幌・・・と南北を渡り歩きました。どこも天気が良く、5月なかばというのに気温は25℃超え。驚くべきは、札幌が30℃近くまで気温上昇し、まるで真夏でございました。

旅の途中、とりたてて珍しいデキゴトはありません。強いて言えば小倉で出会った謎のゆるキャラ(?)。ちょっと気にいったのでご報告します。

遭遇場所は、小倉駅から徒歩10分ほどにある川沿い。ワタクシ、この風景が好きなんです。

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NHKの入ってるビル前の路上に、お巡りさんと、怪しい物体がいる・・・。

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うわ、この暑い中、着ぐるみ姿で何かPRしているご様子。お巡りさんを模したゆるキャラ(?)ではないか。「福岡」と書かれたちょうちんを持っていますので、地元の県警の方でしょう。

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よう分からんけど、とりあえず、一緒に記念撮影。ああ、着ぐるみと並ぶと童心にかえりますな~。

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ところで、この、ゆるキャラさん、炎天下で何をしていたのでしょう?しばらくすると判明いたしました。電話での詐欺、いわゆる「オレオレ詐欺」に気を付けて!というキャンペーン中なんですね。詐欺を防ぐツールとして、「怪しげな電話をブロックする電話機」なるものを紹介しておられました。なんとな~く、その紹介こそが怪しい勧誘に思える・・・と、疑い過ぎてはいけません。

予想どおり、ゆるキャラさんは話が出来ない(という設定らしい)ので無言で手をふったり、首を傾げたりとボディアクション担当。ご説明は、もっぱら「生身」のお巡りさんが行います。昨今のオレオレ詐欺の手口について、ご丁寧な説明をしていただきました。ありがとうございます。

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お巡りさんいわく「自分は騙されないと思う人ほど詐欺にかかりやすい」そうで、繰り返し、「なんたって敵はプロですから」とおっしゃってました。詐欺の手口も年々、巧妙になってるそうで、くれぐれも甘く考えてはいけない!と強調されていました。うーん、話に重みがあるぞ。

以上、旅先の一場面の報告でした。本日も晴天ナリ!これでお終いっ!


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チック・コリア & 小曽根真による迫真のピアノ・デュオライブにブルブルっと震えた日。 [ジャズ、ロック、ポップス]

5月7日(土)、神奈川県の、よこすか芸術劇場で、ジャズライブを満喫したのであります。ピアノ・デュオであります。

今回は、キッパリと胸をはって自慢しなくてはなりません。

主役を張る二人のピアニストが、チック・コリアさん(1941年生)と、小曽根真(おぞね まこと)さん(1961年生)なんですから。ともに世界で大活躍する天才音楽家であります。どうですか、これを自慢せずして、何を自慢すれば良いのだ、わはははは。

チックさんといえば言うまでもなくジャズ界のレジェンドです。名盤「Return to forever」(1972年)はいま聴いても涙もの。個人的にはエレクトリック・バンド時代(1980年代)が大好きです。Return to foreverのバンド名でリリースしたアルバム「ロマンティック・ウォリアー」も良かったなあ・・・などと、オッサン(私のこと)の思い出はつきません。

ジャズ好きの方は周知のように、チックさんと小曽根さんは師弟であり、20年以上前から共演を重ねるフレンドでもあります。一度は観たかった聴きたかったこの共演ライブ。やっと夢がかないました!

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ジャズの感想はクラシックやロック以上に言葉にするのが難しく、情けないけど「素晴らしかったデス」としか言いようがなく、すいません・・・とはいえ、現場の模様を無理やり報告しますと:

ジャズの醍醐味であるインプロヴィゼーション(即興演奏)を極めたお二人ならではの、掛け合い・挑発が炸裂するスーパープレーの連続でございます。とはいえ、腕にまかせて弾きまくるお二人ではございません。洗練されセンスあふれる演奏が心地よく、これぞまさに、ため息もの、ってやつです。

前半はバルトーク(ハンガリーの作曲家)の楽曲などちょっとムズカシイ雰囲気で進行。「ノリ」よりも技巧を味わう感じですね(もちろん、演奏は素晴らしいです)。休憩をはさんで後半開始。いよいよお二人の本領発揮です。ジャズ魂が全開です。百戦錬磨のアーチストらしくキッチリ会場を盛り上げるのはさすが。やるなあ~。

スタンダード・ナンバー、ガーシュインの「Someone to watch over me」はとくに良かった!チックさんと小曽根さんの手にかかると、凡百ピアニストのロマンチック演奏とは一線を画した刺激的かつクリエーティヴな姿に生まれ変わりましたねえ。パチパチ

お二人の気さくなお人柄とユーモアあふれる語りも加わり、会場の雰囲気は終始、なごやかでした。チックさんの、ジーンズにヨレヨレのシャツという「近所のコンビニに買い物に出かけるオッサン風」の服装すら良いフレーバーになっておりました。

チック・コリアさんバンザイ!小曽根真さんバンザイ!そして、ジャズ、バンザイ!であります。

終演後、一緒にライブにいった青兄さんご夫妻と、横須賀中央駅(京急線)へ移動し、駅前で中華料理屋→和食居酒屋と展開しました。ライブで気分良いところに、酒が入ってすっかり酔っぱらったワタクシでした。わははは。

さて、今回の公演で勢いがついたワタクシ。1週間後、チック・コリアさんと小曽根さんが共演するクラシック・コンサートのほうも行っちゃいました~。NHK交響楽団の定期公演。演目はモーツアルトの「2台ピアノのための協奏曲」であります。こちらもスゴカッタ!クラシックコンサートではあまり見ない、かなりの観客が立ち上がって拍手喝采でございます。近々、その熱かったコンサートについても書きたいと思います。ではでは。


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今が旬!宮崎県日向でいただく、初かつおの刺身、細島いわがきが美味い。もちろん地鶏焼きもね! [旅]

宮崎県、日向(ひゅうが)へ出張。たんまりと旬の美味いモノを堪能したので、自慢しちゃおう、という意地悪企画でございます。

一晩中、口を開くと出るのはこの言葉。美味いっ!

エラソーに批判するわけではないが、宮崎県日向市さんは、日向灘(ひゅうがなだ)というナイス観光スポットをお持ちになり、「日向木挽(ひゅうがこびき)」「あくがれ」という美味な焼酎があり、さらに4月~5月には仰天するほど旨い食材がどっと出回るというのに、どーも、その素晴らしさが世間に(少なくとも関東には)伝わっていないのであります。

ワタクシ、今の季節は、とにかく日向だ!と申し上げたい。

さて、2016年4月末の某日、日向の夜の街で、店を物色するのは、出張で彼の地にきたワタクシと若手エンジニアI君。ゆうに30回は日向訪問しているワタクシですが、知らないお店がまだまだあります。

この日の1軒目は「こうじ」さんに決定。初めて伺うお店です。ビル2階にひっそり店舗を構えておりますが、地元グループが2組宴会をやっており、店内、おおいに盛り上がっております。

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ご主人が手際よく(&豪快に)おひとりで料理をつくっています。

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この季節、日向で絶対に食べねばいけないもの。それは「初かつお」、もちろん刺身でね。高知(土佐)の「かつおのたたき」や、三陸の「戻りかつお」は有名ですが、実は、日本一美味い物件は、4~5月に太平洋を北上する九州産の初かつおだとワタクシ、断言します。お世辞でもなんでもなく、ホントですって。

「こうじ」さんのかつおの刺身です。うはあ、ウマソーだ。わさび、しょうが、にんにく、ネギ、玉ねぎ、大葉、レモン・・・と考えうる全種類の薬味が惜しげもなく投入されてます。この心遣い、嬉しいなあ~。

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予想どおりですが、美味いっ!コクと食感が最高。新鮮な刺身ならでは、のサッパリ感。たまらんです。「たたき」にある嫌な脂っ気が全然ないね。つうか、あの「かつおのたたき」という料理、いったい何なんでしょうネ?刺身でこれだけ美味い食材を、わざわざ表面を炙り、あまつさえニンニクやポン酢漬けにして素材の味を消し去るなんて、どうかしているとしか思えない。日本で生まれた料理なんだろうか?材料の劣化をごまかす処置なのか?と勘繰りたくなります。

次です。宮崎県の定番といえば地鶏モモ肉焼き。美味いっ!いわゆる「間違いない」ってやつだねえ。

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オーダーした芋焼酎ボトル1本を、I君とワタクシで飲み終えましたので、そろそろ「こうじ」さんを撤収し、次の店へ向かいます。ところで「こうじ」さんのトイレ手前洗面台の張り紙文言、ちょっと意味が分かりません。こんな行為をしたら、トイレから水があふれないかなあ?

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さて、日向の夜、2軒目は、いまや常連感が漂う「とり美」さんであります。おかみさんとグダグダ状態のI君のツーショット。

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「とり美」さんでいただく地元食材は、これ。知らない方も多いと思います。

今が旬の、日向の細島いわがき、です。数年前から生産がはじまり、4月~5月が美味いとき。ちょっとだけ加熱していただきましょう。

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うわあああ~これは美味いぞっ!(もろに宮川大輔さんのノリ)。プリプリかつドドーーンと、見た目で迫力満点。しかし、大味どころか、甘みが実に繊細でヨロシイのです。広島や三陸、北海道のブランド牡蠣と比べ、自然体の旨みといいましょうか。

ここで手を緩めないワレワレ。締めの料理は宮崎・大分の名産品「しいたけ」でございます。かさのデカいやつを焼いてガブーーッといただきましたあ~。ひゅうひゅう美味いっす。どうよこれ。

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ほかにも料理は沢山いただきましたが紹介しているとキリがないので、このへんにしましょう。「とり美」のおかみさん、ありがとうございました!

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今回は、2軒のお店をはしごし、お目当ての「初かつおのたたき」「地鶏モモ焼き」「細島いわがき」「しいたけ」と名物堪能して、大満足でございました。いいなあ宮崎県。いいなあ日向。こうゆうお店が1軒でも、東京の銀座にあればなあ(もし銀座にあったら、会計のときに、すごい金額を払うことになりそうだ・・・怖い怖い)

最後に日向の応援のため、細島いわがきをアピールです。昨年GWのイベントチラシですが、皆様も、日向の牡蠣を是非よろしく・・・って、私は観光協会の回し者かっ!チャオー。

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ゴールデンウイーク中に、熊本県へ出張。 [日常]

今年(2016年)のゴールデンウイークに熊本県へ出張しました。

ブログに書くのをちょっと躊躇しますが、今回は熊本大地震に関連する出張でした。某工場の、地震による電機設備の破損調査です。現地に行った結果、心配していたダメージはなく一泊二日で帰途につきました。

ところで熊本県内を移動したときのこと。地震被害が大きかった益城町(ましきまち)を通りました。凄まじい被害状況を目の当たりにしてショックを受けました。古い木造家屋だけでなく、新築のお宅も傾いており、あたり一面、がれきの山という状態。避難所に使われている体育館には、被災者の方々が列をつくっていて、ご苦労がひしひし感じられます。

大災害を前にして、自分は何ができるのか、と自問してしまいます。

熊本空港にも地震被害は及んでおりました。立ち入り禁止の補修中エリアがあります。お土産屋さんも閉店しているところがかなりあります。ワタクシは、少しでも熊本県の役にたてばと開いているお店で、地元の焼酎を購入いたしました。

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熊本県の鳥飼(とりかい)であります。帰宅した日に呑みました。日本酒のようにグラスになみなみと注ぎ、ぐぐーーっといってみましょう。焼酎ぽくない呑み方だけど、お、美味い!ちなみに写真の右奥に小さく写っているのは、我が家の飼い猫、もこ、であります。

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九州は、その後も余震が続いていて、お住まいの方は大変と思います。早く余震が収まるとともに、復興がすすむよう、お祈りしております。


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独創か異端か?コパチンスカヤの弾くチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」。クラシック音楽演奏が大胆に変わる? [クラシック音楽]

過去1年間にリリースされたクラシック音楽CDから、賛否両論の評価を受けた独創的(異端?)演奏を取り上げたいと思います。

本題の前に、クラシック音楽の「演奏」について私なりに考えてみました。

よほどキテレツな現代音楽でもない限り、クラシック音楽のレパートリーは作曲家の残した楽譜通りに、かつ「その楽曲にふさわしい」演奏をするのが常識(らしい)です。問題は、その曲にふさわしい=「その曲らしさ」(あるいは、その作曲家らしさ)という概念ですね。バッハはバッハらしく、ベートーヴェンはベートーヴェンらしく弾く・・・と言ったって、その「らしさ」って何なのよ?乱暴に断言すると、そうゆうものだ、と広く認知された「慣習」「思い込み」に過ぎないのです。ですから慣習を無視してエキセントリックな演奏をしても、一概に間違い、とは言えないはず。

ところがクラシック音楽界は、奇妙というか偏狭で、一風変わった演奏(解釈を含む)に対しては批評家のみならずリスナーもネガティヴ評価を下す傾向があります。いわく「奇をてらった演奏」「曲の本質を無視」「面白ければ良いわけではない」etc・・・うーん、まったく納得いきません。

ジャズでスタンダード曲を弾く際、個性的アレンジや独創的な味付けは、むしろ高く評価されますもんねえ。と書いてて気づいたけど、クラシック音楽だって個性あふれる演奏はありました。グレン・グールドが「ゴルトベルク変奏曲」をとんでもない超高速で弾き倒し、バッハ概念を揺るがしたのは1955年、今から60年も昔なんですよ。

その後だってヴァイオリニストのナイジェル・ケネディさん、ピアニストのフリードリヒ・グルダさん、アファナシエフさんなど異端と目される演奏家は登場してます。指揮者アーノンクールさんは異端児として出発し、晩年はウイーンフィルやベルリンフィルまで振る大御所になったわけですし。

かように異端なアーチストは、どの時代にも存在しそれなり評価もされているのに、なぜか全体でみればクラシック音楽ファンは保守的に「その曲らしさ」を求めるわけです。結果、個性とは名ばかり、誰が弾いてるのか、どの指揮者が振り、どのオケなのかなど、到底、言い当てられない均一で中庸な録音ばかりが世間に氾濫するのです。

さて、いよいよ本題です。以下に取りあげるディスクは、他の演奏との聞き間違えなどありえない唯一無二の強烈な光(異彩)を放っております。クラシック演奏も、ついにここまで来たか!一皮むけたか!と嬉しくなった次第。

いまやエキセントリックが看板となった感があるパトリシア・コパチンスカヤさんの弾くチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」です。指揮者はワルガキなどと揶揄されるギリシャ出身の異端児クルレンティスさん。

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あらゆる意味で、このCDは大胆不敵です(ジャケットも、カップリング曲も)。エモーショナルな演奏、という評価はクラシック音楽でもフツウに使われますが、コパチンスカヤさんのヴァイオリンはエモーショナル(感情的)どころか激情の嵐であって、革新的をこえた攻撃的なものです。

大人げないほど気持ちが入っているのでドン引きしますよ。フレーズの一拍目にグワシ!と、ことさら大きな音をツッコんでみたり、演歌のごとく「こぶし」や「ため」をぶちこむ。泣かせフレーズは、歌舞伎役者が見栄を切るような「エイッヤッ!」というアザトイ装飾をしたあげく、急発進、急減速はお手のもの。興が乗ると叫び声のような荒れた音を出す・・・従来の慣習に照らした限りは、奔放かつ自由きままなこの演奏を「チャイコフスキーらしい」とは到底、言えないでしょう。

「中庸で節度ある上品な」がクラシック演奏の規範とすれば、コパチンスカヤさんは正反対で「破天荒、節度などおかまいなし、下品ですらある」わけです。

ゆえにこのCDは、過去(の定番的演奏)と比べ、どこがどう違うか、という「差異」で語られがちです。今回、記事を書くにあたって、当該CDに関するブログ記事をいくつか拝見しましたけど、案の定、「何が違うか」に主眼がおかれ、なんとな~く当惑気味に終わるパターンがほとんどでしたね。

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しかし。

私に言わせれば、他演奏との比較論なんぞ、さっさとゴミ箱に捨てるべきです。

バロウズ先生の至言「Everything is permitted」=すべては許されている、のとおりです。演奏家が勇気をもてば、演奏慣習という束縛から脱却し飛翔できることをコパチンスカヤさんは証明したのです。さらに一流のアーチストが考え抜いて行き着いた演奏は、既存の何とも違っても、虚心に音楽に耳を傾けるリスナーに感動をもって受け入れられること、を示しました。切り口を変えれば、クラシックの真の名曲は、多様な演奏形態に十分に耐えうるもの、ということ。

正直申しますと、私も、このディスクを一聴したときは、受け狙いのヘンテコ演奏に思えました。しかし病みつきになる魔力があって、引っ張られるように何度か聴くうち、これこそ魂のこもった至芸、名演奏と、絶賛に転じたのであります。

コパチンスカヤさんのぶっ飛びっぷりは、片鱗ではありますが、日本でのコンサートのアンコールの様子から知ることができます。良いねえ~この表情。このパフォーマンス。(YouTubeって便利だよなあ。。。)

 

他にも2枚のCDを紹介するつもりだったんですが、コパチンスカヤさんの件を長々書いてしまったので、そちらは別の日にアップしましょう。今日はここまででお終いっ!チャオー。


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2016年ゴールデンウィーク。「北総花の丘公園」でありえへん看板にギャッ。 [日常]

ゴールデンウィークとなると関東一円は道路が大渋滞します。こんなときドライブなんぞ、もってのほか!と、正しく決め打ちする我が家は、恒例の自宅ウッドデッキへ防腐剤塗布など地味な作業でGWを過ごしておりました。

さて、5月3日、憲法記念日。家の者から「たまには車でどっかへ出かけよう!」との圧がかかり、ワタクシは気は乗らないものの、愛車ムーヴに乗り込み自宅を出発。渋滞地獄はごめんなので近場(自宅から20km程度)を目標にします。

ここからは千葉県ローカルなハナシ。行先は千葉県印西市にある「北総花の丘公園」です。県民の間でもメジャーとは言えないでしょう。一応、地図上で場所を示します。

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絵に描いたような「新・東京のベットタウン」の様相を呈する千葉ニュータウン。駅周辺には次々に新築マンションが建設され、東京電機大学や東京基督教大学が置かれるなど文教化も活発。元気な街であります。その中心にある千葉ニュータウン中央駅(北総線)から徒歩10分の至近に、北総花の丘公園、があります。

千葉県らしく(?)広大な敷地に芝生や花壇を整備。ドックランまで配する太っ腹。200台以上の駐車場(有料)があり車で出かけても安心ですなあ。芝生に入るな!みたいなケチな事を言わないのでテントを持ち込んでくつろぐ方もおります。

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すごいアトラクションはありませんけど、天気の良い日に家族(ペット含む)で、のんびり&ボンヤリ過ごすには最適な環境であります。

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で、ワタクシが仰天したのはこの看板。いくら都心から離れた千葉県の公園とはいえ、周りは住宅街や大学ですよ。

イノシシ注意、はないだろっ!

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いや、こんな看板を掲げたからにはイノシシが出没するんでしょう。ご丁寧に「出会ったときの対処法」まで伝授くださるのは実にありがたいことです。

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うーん。「何もせずに放っておく」ですか。これってイノシシに出会ったとき、というよりは、イノシシを遠くで見かけたとき、のイメージですね。お相手との距離感を感じます。世代間の断絶。あるいは、通勤途中に不発弾を見つけた場面がまさにコレですね。

ゆっくりと後退し、静かにその場を立ち去る」。こちらは一歩進んだ、出会いがしらにイノシシと遭遇した臨場感があります。山中で熊に出会ったらこうしろ、って教えられたっけ。そう、死んだふりが一番いけません。でもなあ、イノシシにばったり出会ったらビビるだろうな。敵は真正面からこちらを睨んでるわけでしょう。目が本気で、鼻は出っ張ってるし、毛は堅そう、走ったら速そうだし・・・はたして、そんな相手と向き合いながら「ゆっくりと後退」できるだろうか!?

あと、文言後半、「静かにその場を立ち去る」には大人の配慮つうか、ハードボイルドな味わいがありますね。こっちにも言いたいことは山ほどあるが、今日のところは許してやる、ウリ坊によろしくな、あばよ!・・・と、イノシシ相手に渋く決めてもしょうがないか。

と、公園内の注意看板から、妄想が膨らんだところで、今日はお終いっ!


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GWに雑な考え事。「思い込み」が蔓延しているなあ~と感じちゃうハナシ。 [雑感]

2016年、ゴールデンウィークに突入です。GW中に出張や雑用シゴトがあり、めいっぱいリフレッシュ、とまでいかないワタクシですけど、普段よりユル~イ空気のなか、地酒を呑み、プリンスの「パープル・レイン」を聴き(八神純子さんじゃないです)、つらつらと雑な考え事をしておりました。

さて、ここ1年でワタクシが、え?そう?と思ったこと。

まずはダイエットに関するハナシ。これまでは、痩せるためには油分(脂質)を控えることが重要と言われてました。ところが近年の理論(?)によればそれは間違いで、メタボ元凶は炭水化物だそうです。そりゃあ炭水化物は分解すれば糖分だから、取りすぎがダメなのは当たり前じゃん・・・とツッコもうとしたら、敵はなんと「脂質はいくら取っても良く、炭水化物さえゼロにすれば痩せる」と反論する。無茶苦茶ではないか?同じカロリー量なら、白米よりもバターのほうがNGでしょ?と反論返しの間もなく、案の定、登場したのは、「私は炭水化物を断った「だけ」で、こんなに痩せた」つう人体実験結果を自慢するヒト。(←だいたい、三十路の美人と決まっていますな)

私にとってはどーでもよいが、寿司をヘルシーと信じてきた人の立場はどうなる?寿司職人への営業妨害だろっ!と申し上げたいネ。

・・・と琴線にさほど触れないハナシから始めましたが、よーするに常識だの発想だの信念だのは、その人の本当の思慮や分析から発したものではなく、せいぜい「学校で習ったから」「誰かがそう言ったから」「世間でそうだと思われているから」に過ぎないわけです。だから、ある日、コロッとひっくり返る。

とはいえ、いまさら哲学者デカルトばりに、世界のすべてを疑ってもしょうがないし、もしそんなトライをしたら、精神は疑問の海で彷徨い、まともな社会生活が送れません。自分以外の全員が宇宙人かもしれないし、自分自身も人間ではなく実はネコかもしれないもんねえ(そんな小説ありましたっけ)。

「教え込まれたこと」を、ありがた~く真実と信じて生きることは、処方術的な方便として必要なわけです。

必要なんだけど、もう一歩ツッコミを入れたい類似事案があるんですね。

それは学生さんの就職活動に関するハナシです。

ワタクシ、会社でリクルータをやってます。本業の合間をぬって就活中の理系大学生へ、プラント電機設備のエンジニアは、どんなシゴトをするのか、ワレワレの会社はどうゆう製品を作り、どのフィールドで活躍するのか。何が強みで、何を目指すのか、等々を、訳知り顔で説明してPRをやります。いわゆる会社説明というやつですね。

都合、毎年、50人程度の理系学生(修士2年生、博士3年生)と関わります。ここで、学生の「思い込み」に遭遇するんですよね。思い込み、という言い方は失礼な気もするけど、やっぱりその言葉がピッタリきます。

もちろん、すべての学生がそうだとは言いませんが、なんていうのかなあ、「日本のエンジニアは、今後こうあらねばならない」と、どっかの書物から借りてきたような定型フレームを持ってるんですね。そのうえ「採用する企業側も当然、新卒学生にそれを求めているはず」みたいな二重の思い込みがあるんですね。

本末転倒ですよ。だってそうでしょう。本来、就職活動というのは自分のスキル、志向、性格、生き方がベースにあり、それと真摯に向き合ったうえで、自らを活かせる就職先をどう探すか、のはず。企業名で就職先を選ぶ学生もいるから何でもアリとはいえ、理系の修士学生があまりにも「紋切型」で来るとギョッとしてしまう。

最近流行りの「型」といえば筆頭がこれ、「グローバルに活躍する人材になりたい」。とりあえず、それで推しとけば内定をもらえる殺し文句・・・とさえ思っているのかも。

そこには、ご本人も気づかない落とし穴、論理のすり替えがあります。

「グローバルに活躍する」とはサラリーマンのスキルや姿勢ではなく「形態」です。乱暴な言い方ですが「お金持ちになる」「モテる男になる」と同列。問題は、その前提(条件)であって、語学もさることながら、エンジニアの根幹である「技術力」「プロジェクトをまとめる力」「折衝能力」がひじょうに重要なんです。グローバル人材という将来像を持ち出す以前の、そこが抜けていてはどうしょうもないわけです。

なぜこれほどグローバルが連呼されるのか。実は、ほとんどの大学が「グローバル人材育成」をアピール・ポイント(悪くいえば人寄せパンダ)にしてるんですね。ダイエットで「炭水化物を取ると太るぞ!」と言うのと同じように、「グローバル化できない人間は、これからの日本でやっていけない!」という一種の脅しであり、恐怖や不安をエサに学生を取り込んで食いつなぐ大学側の戦略(にさえ私には思える)です。

一例として神戸外語大学のHPを観てみませう。この学校が悪いというのではなく、同様の見栄えの良い絵が、どこの大学のHPにも載ってるので引用した次第。どうですか、グローバル人材をとっかかりに「豊かな心」「幅広い教養」「将来を洞察する力」ときました。おいおい、それってグローバルに限らず、ドメスティックであろうと必要ではないか?ま、この絵から、私が絶対にグローバル人材になれないことは分かりました、ははは。

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誤解しないでいただきたいのは「グローバル人材」を目指すことが間違っている、と言っているのではありません。

「グローバル化の重要性」などは声高に叫ぶまでもなく、いまや当たり前のハナシなんだから、自らの人生を左右する就職活動においては、もっと足元を見てはどうか、ということ。

学生だけでなく、大学も採用する企業も同じです。日本人は、なにかと極端に走る民族のようで以前の「企業の成果主義」「ゆとり教育」を思い出してください。いったん正だと認知されると、全員が右習えで「そればっかり」に走るんですね。反作用として、大切な根本部分がネグレクトされてしまう。結果、あとに残った「負の成果」は次世代に先送り、という悲劇が繰り返されていますよね。

私が考えるに、グローバル化を語る前に、教育において重要なことは「日本語の再教育」ですよ(日本語におけるコミニュケーション、という意味を含む)。

どの組織でも同じでしょうけど、日本語がめちゃくちゃなヤツって、そこらじゅうにいます。漢字が読めない、書けない。文章の主語と述語が合ってない。会話してもまともな受け答えできない。論理的な説明ができないどころか、質問と答えがトンチンカン。敬語いにたってはガタガタ。こんな人材(人害というべきか)でもグローバルを目指したら、英語を使って、会話や文章がスラスラできるとでも言うのか?日本語さえおぼつかない人間が、英語でやっても、できるわけないだろう、って。

そろそろ、「グローバル」なる御旗を、美辞麗句で飾りたてて悦に入るのはほどほどにして、社会人に必須の基本スキル、たとえば、文章力、話術、論理思考、実験精神、成功への執念、粘り強さ、にフォーカスしてモノゴトを進めて欲しい、と思う次第であります。そうすれば、「グローバルに活躍する人材」など、きちんと育つもんですよ。

そうそう就活で、昨今の「グローバル」に対応する流行りキーワードは、時代ごとにいくつもありましたね。たとえば「協調性」「リーダーシップ」今も通用するのは「個性」でしょうか。まあ、そんなアリキタリの言葉しか出ないんでしょうね。「破天荒」「異端児」「天邪鬼」じゃあ、面接以前い不合格だわな。。。

余談です。リクルータをやってると、たまに出会うんですが、どう贔屓目にみても性格と合っていない営業職をやりたい、という学生さんがいます。「ボクは口下手なので落語家になります」みたいな。個人的に、その逆説的なノリは嫌いではないが現実問題として理解できませんなあ。

・・・と雑に考えるうち、話が散らかり、酒も回ってエラソーになったので、今日はこれでお終い。チャオーー。


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