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ダリ展 (東京 国立新美術館) を拝見し、作品だけでなく、客層に驚いたハナシ。 [絵画]

六本木にある国立新美術館へ「ダリ展」を観に行きました。開催期間は2016年9月14日~12月12日であります。ポスター、どどーん。

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展覧会WEBページでは旬の女優、高畑充希さんが例の「ダリひげ」を付けて集客PRをしております。「高畑充希って、どこのダリ(誰)?」と林家木久扇さん的ダジャレをかましてはいけません。もう書いちゃったけど。

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スペインの画家ダルバドール・ダリさんがお亡くなりになったのは1980年代。没後30年が経ってます。しかし、いまだに人気は衰え知らずのよう。凄まじい描写力もさることながら着想・発想がユニークです。さらにはトレードマークのヒゲや「オレ様発言」でパフォーマーとしても一流でしたから、いまやシュールレアリズムの画家といったら、真っ先にダリさんのお名前が挙がることでしょう。

私がダリさんの画集を買ったのは1977年(約40年前)、存命中からビックネームでしたね。ちなみに展覧会を初めて見たのは1980年か1981年。ずいぶん昔だわあ、と感慨深いです。

さて国立新美術館の「ダリ展」。その感想を一言でいえば

ダリさんは、やはりダリさんだった・・・であります。

画風確立前の20代に描かれた、平易な風景画、ピカソばりの立体派風など「彼らしくない」作品を個人的に興味深く拝見しましたが、

多くの観客が集まるのは、やはり独特のシュールな油彩画ですね。超絶技巧で細部を描きこんだ超現実な風景や人物の作品群。シロートのワタクシ、これらの絵画のインパクトに、単純に「すげえなあ」と驚嘆するのでした。壁一面を覆うほどの巨大な絵だと、物理的な大きさにも圧倒されますし。

ダリ夫人でもあるガラさんを中央に配したこの作品。いやあ、デカかったなあ。40年ちかく昔に買った前述の画集にも載っていた作品。懐しかった。まさかこうして本物が見れるとはねえ。

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そうです。ダリ絵画の楽しみツボは「すげえ」という素直な驚き、であって、専門家風のムズカシイ小理屈を語りだすと、とたんに、つまらなくなるのですね。

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1920代にダリさんが親友(?)ルイス・ブニュエル(のちに世界的な映画監督)を描いた肖像画がありました。威厳が漂っています。ダリらしい作品とは言えませんが、今回の展示作の中で一番好きです。エラソーに言わせていただくと、強い描線、どこか冷めた空気、無人の背景は、1920年代ドイツの、ノイエ・ザハリヒカイト(新リアリズム)一派の作風を思い起こさせます。

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案の定、ダリさんとブニュエルさんによる「アンダルシアの犬」が会場の一角で上映されてました。あまりにも有名なシュールレアリズム映画の金字塔。ワタクシ、高田馬場で内容を丸暗記するくらい観たのでこれはパス!しかし敵もさるもの、別エリアでは、なんとブニュエル監督「黄金時代」が上映されていました。うわあ、企画者のマニアック度が怖いよ~。

ところで映画「黄金時代」を観ながら、笑ってたのは、どうやら私だけでした。よくもまあ、みなさん、真面目に観てるもんですな。だってそうでしょう。泥だらけになって女と抱き合った紳士が、群衆に殴られ蹴られ、どこかへ連行されるシーン。紳士が、吠えてきた小犬を蹴ると、キャイーン、と犬が吹っ飛ぶ、あの演出って絶対に笑いツボですよ。ほかにも、村の女たちを城に幽閉し下劣の限りを尽くした領主の風貌が、まるでイエス・キリスト、という逆説。苦笑いは必至でしょう。

こうなったら、スピンオフ企画でブニュエル映画祭を開催してはどうかな?「砂漠のシモン」や「小間使いの日記」の靴フェチ・シーン、「昼顔」のカトリーヌ・ドヌーヴの鞭打ち、「忘れられた人々」の絶望的ラスト等を、メドレー的に上映して、いや~な空気にしちゃいましょう。よおし、ミシェル・ピコリ、万歳!・・・あ、本題から逸れたね。すいません。

と言いながら映画「小間使いの日記」の、肢(靴)ネタのシーン。

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さらに、映画「昼顔」の、変態妄想シーン。

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しつこかったかな。。。

話は戻って、最後にひとつ。

国立新美術館の観客についてです。私が行った日が、たまたまかもしれませんけど、かなりの人数のおじいさん、おばあさんが押し寄せてました。美術鑑賞と年齢は無関係とは思うものの、なんか違和感。80歳をゆうに超えていると思われる小柄なおばあさんは、まるでダリ作品なんか見ちゃいませんでした。これぞ、シュールな情景。いったい何なんだろう。。。悩んだところで今日はお終いっ。


ご近所の猫と戯れる休日。野鳥をはべらせているオジサンはすごい・・・。 [日常]

11月の日曜日。快晴なので、早朝散歩を通常の1時間半から2時間に拡大して、少し遠くまで足を伸ばしました。

自宅から徒歩20分。東京都と千葉県の間を流れる江戸川沿いの道にでると、お、いたねえ。猫が道路に鎮座している。

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こうゆう無防備にみえる猫に限って、人見知りなんです。手をのばすと逃げるんだよな・・・と思ったら。

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予想がはずれ、うわ、なつこいんだ。頭を撫でると、目を細めて嬉しそう。かわいいなあ。

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あっという間にコロコロと転がる無邪気なヤツだにゃあ~。

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今日の散歩は幸先が良い。この先も楽しい出来事に遭遇できそうです。むふふ。

さて、数キロ離れた葛飾区の水元公園へやってきました。広大な敷地に、大きな池(川か?)があり、少々人工的な雰囲気はあるものの散歩にはうってつけ。

さっそく小さなツッコミです。いつも気になるこの彫像。反り返りすぎてますな。苦しそう。

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これは噴水でしょうか。今まで、水が出たのを見たことがない。

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動物をかたどったいくつかの石像が、中央に向かって輪になって囲んでいます。石像動物たちはノズル状の「口」を斜め上に向けています。たぶんここから水が出るのでしょう。とぼけた造形がナイスです。

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公園内を歩くうち、ワタクシ、釣りをしているオジサンに目が釘付けになりました。

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そろーりと背後から近づくと、お、これは・・・。

釣りをするオジサンの横には、白い野鳥が・・・。鳥さんがなついている様は、まるでペット。いや、おじいさんと孫。やるなあ。。。

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観察(というのも失礼だけど)を続けていると、なるほど、この鳥は、小魚を狙ってるんですね。オジサンが竿をぐっと引くと、「あっ、釣れた!」とばかり羽をバタバタさせ興奮状態であります。こうゆうのを「漁夫の利」という。

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オジサンは、淡々とごく普通に釣りをしているだけです。それで、野鳥の警戒心を解くとは恐るべし、です。無為無策の境地が野生動物を安心させるのか。中国の哲学者か詩人のようですな。

猫を転がした程度で、悦に入ってた自分が、恥ずかしいわっ!

と、小さな敗北感に打ちひしがれて今日はお終いっ。ちゃおー。


台湾出張。夜の台北市内をウロウロするだけで楽しいのであります。 [旅]

先週は2泊3日の台湾出張でした。

11月というのに昼間の気温が25℃超の温暖な台湾。まさにベストシーズンといえましょう。下写真は夜の台北駅。寺院をイメージした凝ったデザインの建物です。東西南北に出入口がある、合理的で使いやすい設計です。ゴチャゴチャとわかりづらい日本の巨大駅とは大違いですなあ。

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成田空港→桃園国際空港と飛び、そこからバスで移動して、夕方6時に台北のホテルへ到着。今回は一人旅です。荷物を部屋において一休みしてから、界隈を探索しつつ、晩飯を食おうと街へ繰り出しました。

台湾美人のドアップ看板につられ、ワタクシも、WOW~WOW~とつぶやくのである。

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デパート前のスクーター展示エリア。背後の猫に迫力がありすぎて、商品=スクーターがかすんでおります。主旨がブレておりますなあ。

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台北駅近くの飲食店街です。路地に軒を連ねるお店は、どこも盛況です。うーん、何を食べるか迷ってしまうなあ。

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漢字のお国だから看板を見りゃ、だいたい分かるぜ、と思ったら、これが微妙に難しい。こちらのお店が強調する「素食」とはなんぞや?味付けがアッサリなのか、具が入ってないのか、量が少ないのか?

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別のお店です。看板には「〇味」という説明。でもこんな漢字あったっけ?想像がつかない。入店する勇気も無く、そそくさと移動します。

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チャレンジ精神の薄いワタクシ。けっきょくは料理写真が外に貼ってある、無難なお店を選びました。

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それにしても、料理が安いのに驚きます。生春巻き4本70元(約250円)、下写真の海鮮河粉/米線(米麺)は90元(約320円)と、財布に優しい台北であります。

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あっさりしつつ旨みのある海鮮スープに、健康的な米の麺。いやはや、うれしいじゃあ~りませんか。

1時間ほど飲食店街を徘徊して満足したワタクシ。翌日は朝からオシゴトです。天気が良いのでプラプラしたかったけど、目的は観光ではなく出張(シゴト)ですからね、お務めは果たさねばなりますまい。

出張先(桃園)までの移動に使うのは、初体験の台湾新幹線でございます。台北駅から乗車し、南下すること24分。

ここでも、「安いなあ~」と声が出てしまった。台湾新幹線の乗車券+指定特急券で160元。つまり600円くらい。30分弱の短い乗車時間とはいえ、新幹線でこの低料金ですよ。逆に言えば日本の新幹線が高すぎるんでしょう。どうにかしてくださいよ、安倍総理。

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台北から二駅目は「板橋駅」、まるで東京じゃん。そういえば、台北に一番近い国際空港は「松山空港」で、四国っぽいですなあ。

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桃園での打合せは6時間ほど続きました。大きな軋轢はなく無事終了です。会議中は3か国語が飛び交って、少々、頭が痛くなったのであります。とほほ。

さて、打合せの後は、会議メンバーと海鮮料理店で乾杯です。魚の鍋が美味かった。台湾ビールをさんざん呑み、勢いがついたところで紹興酒へと展開する、お約束の流れ。珍しくネクタイなんぞ首に巻いたワタクシと、対照的に超ラフな服装の地元Sさんであります。

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以上、多量飲酒美味料理的満腹満足及即座精神愉快、多謝深謝、とでたらめに漢字を並べて、強引に、楽しい気持ちを表現したところで台湾レポートはお終いっ!シェーシェー!


訃報。ピアニストで指揮者のゾルダン・コチシュさんが、64歳でご逝去。 [クラシック音楽]

クラシック音楽に関する訃報です。

ピアニストで指揮者でもあるハンガリーご出身のゾルダン・コチシュさんが、2016年11月6日にお亡くなりになったとのこと。

えっ?コチシュさんって、それほど高齢ではないはず・・・とチェックしますと、1952年生まれの享年64歳。音楽家(とくに指揮者)であれば、引退どころか、円熟のご年齢です。じっさい、コチシュさんはハンガリー国立フィルの音楽監督という現役バリバリの方でした。先月(10月)末は同オケの日本公演に指揮者として来日予定でしたが、出演キャンセルとなっていました。

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やはり体調が悪かったのか・・・。

少々マニアックなテーマですが、ゾルダン・コチシュさんへの思い入れを、ちょっとだけ書かせていただきます。

1970年代にピアニストとして登場したコチシュさん。フィリップスなど大手レーベルからレコード(CDじゃないよ)を数多くリリースし、日本でも人気を博しました。ハンガリーの作曲家バルトークといったお国ものだけでなく、モーツアルト、ベートーヴェン、ラフマニノフ、ドビュッシーなど幅広いレパートリーを超絶技巧で弾きこなす、まさしく「職人」でございました。

ワタクシの思い出の一枚といったら、これ!

ゾルダン・コチシュさんがソリストをつとめ、エド・デ・ワールトさん指揮(懐かしい!)、サンフランシスコ交響楽団による1980年代の録音です。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番、3番であります。

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初めて聴いたときはギョッとしましたよ。ピアニストの技巧が聴きどころのラフマニノフ楽曲とはいえ、感情面をスッパリ断ち切って、あまりにメカニック特化したような即物的演奏に唸ったのであります。

難曲で知られるピアノ協奏曲第3番。冒頭からスポーツカーをかっとばすごとく、高速でバンバン突っ走ります。こんなに速く弾く必要がどこにあるのか?つうか、物理的にピアノをこんなに速く弾けるものか!と、妙な感心をしてしまいました。

こんな演奏、すぐに飽きるぜ、と思いきや不思議なものですな。曲が進むにつれ、むしろ心地よくなったのです。甘さをひかえたスイーツのほうが美味しく感じるように(比喩変だけど)、余計な味付けをせず、その曲まんま、が提示されることで、ああ、ラフマニノフってホントに良いなあ~と、逆説的に音楽がココロに染みるのですな。お、良いこと言ったぞ、オレ。

さて、コチシュさんは1980年代以降、楽団創立や指揮者へと活動の幅を広げます。その根底に、彼の「独創性」や「開拓者魂」を見るわけです。ワタクシは、コチシュさんを「信念のヒト」と思うんですね。

突然ですが、興味深い動画をYouTubeで発見しました。コチシュさんが弾く、モーツアルトのピアノ協奏曲23番(K488)のライブです。案の定、テンポ速め。しかしそんなことより、この演奏には、通常とは決定的に異なる点があります。どこか分かりますか。

 

答え: ピアニストが演奏を始める「入り」のタイミング。本来は曲開始から1分半ほど経過してからです。つまり冒頭約1分半、ソリストはオーケストラ演奏(前奏)をじっと聴いて、そこから満を持して、弾き始めるのが普通なんです。

ところがコチシュさん。曲開始から30秒後にはピアノを弾きはじめています。主役であるピアノが、オーケストラの「伴奏」をしているのです。まるでバッハの通奏低音のように。室内楽曲バージョンのスコアかもしれませんけど、この演奏、実に珍しいです。当曲のマニアと自負するワタクシでさえ、初めて見き聴しましたもんね。

この動画ひとつを取り上げて、コチシュさん芸術の志向を語ろうとは思いませんが、彼の独創や信念は感じられると思います。今更ですが、ワタクシ、コチシュさんの「指揮」に接していないのが残念です。

偉大なる音楽家のご逝去、改めてお悔やみ申し上げます。


コンサドーレ札幌 2016年 J2優勝&来年度J1昇格おめでとうございます! [雑感]

それほどスポーツ好きとは言えませんが北海道出身、本籍は札幌のワタクシ、2016年は、プロ野球、日本ハム・ファイターズのパ・リーグ制覇と日本一に、おおいに感動しました!パチパチ。

しかし、あれから1か月がたった今、選手のトレードや、年俸などの生々しい話題ばかりで、優勝時の感動が薄れてきた感があります。

そんな本日、北海道人(ワタクシのような他県在住の北海道出身者を含む)を喜ばせるニュースがこれです。

コンサドーレ札幌、2016年優勝!!どおーーーん。

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サッカーの話題です。優勝だあ!まいったか!といっても「J2リーグ」のハナシ。世間で脚光を浴びるJ1とは対照的に、J2はニュース番組で報じられることも少なく、順位表が画面に数秒間うつるのが関の山。新聞も試合結果のみ小さく掲載する程度です。

でも、スゴイじゃないか!

来年(2017年)は、なんと、J1昇格なのですよ!はっはっは。

2016年の日本ハムと同様、コンサドーレがスポーツ界に北海道旋風を巻き起こしてほしい。大谷選手をまねて二刀流にチャレンジだっ(サッカーだと二刀流ってイメージがわかないけどネ)。

と、気合を入れた矢先にイヤーなことを思い出しました。コンサドーレ札幌は、過去、J1昇格したと思ったら、あっという間にJ2へ降格という苦い経験をしているのです。悲しいですね。今回こそは、チャンスを無駄にしないよう、J1に定着いただき、あわよくば上位入賞いや、J1制覇(優勝)を目指してほしいです。

個人興味の低いプロ・サッカーゆえ、どんな選手がいるのかも分かっていないワタクシですが、郷土愛(?)から、にわかファンとなり、2017年はコンサドーレを徹底応援することにしましょう。

コンサドーレ札幌の皆さま、2016年のJ2優勝、そしてJ1昇格、

おめでとうございましたあ!


山梨県の絵になる風景。ワインも美味し! [旅]

11月も相変わらずの出張続きです。旅は大好きでウエルカムですけど、シゴト関係だと、ゆっくりできる時間もなく、心の余裕もなく、風光明媚な土地で、美味い食べ物を食べても、「旅を満喫した~」と言う気持ちになりづらいです。

さてさて。最近、良かったなあ~と思えた旅先は、山梨県でした。

面倒な説明はいらんです。どーですか、この風景の素晴らしさは。どどーん。

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遠くに見えるのは、たぶん富士山でしょう。山に疎いワタクシ、自信をもって「富士山です!」と書けないのが悲しいです。

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足元へと目線をさげると、池の水面が、日没の光と相まって雰囲気満点です。好きだなあ、この感じ。

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月並みな言葉ですけど、ココロ洗われる景色ってやつです。気持ちがゆったりします。

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翌朝です。界隈をチェックです。ほう、ここは、八ヶ岳中信高原国定公園なのか・・・と、わかったように書いたけど、中信高原なんて初めて聞いた。なんにも知らずに、来てるオレって情けないなあ。

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黄色が目立つ登山届の提出箱。本格的な山エリアなんだあ、と唸ってしまう。

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登山届の用紙が、ひしゃげた箱に入って草むらに放置されてる。この様がなんともワイルドですね。業務上、支障はないのでしょうけど百葉箱みたいな棚台を作り、用紙は収納してはどうか?と余計な心配をしてしまう。

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周囲へ目を移すと、うわあ、なんと手ごわそうな山並み!登山趣味のないワタクシ、「うは、あそこには絶対に登りたくない」と、即座にドン引きするのであります。

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帰路に乗るのは新宿行きのJR特急「あずさ」。山梨で仕込んだワインを、車中でグビグビと呑んで・・・むふふ、気分はサイコーであります。

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以上、ココロすっきり、爽快気分の山梨の旅でございました!ちゃんちゃん。


河村尚子さんのピアノリサイタル ショパン「24の前奏曲」。良いこと言うなあ、河村さん。 [クラシック音楽]

2週間ほど前の、2016年11月3日(木・祝日)のこと。

ドイツ在住のピアニスト、河村尚子(かわむら ひさこ)さんによる、オール・ショパンのリサイタルを拝見しました。会場はちょいとローカルな千葉県立文化会館であります。

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伝統を誇ると言えばかっこはいいけど、長年使いこまれた昔風の施設です。都心ではなかなかお目にかかれません。会場の構造ゆえか、ピアノのせいか、クラシック音楽向き音響とは言えないながら、河村さん節は健在でした。安定したスーパープレーをご披露いただき、ファンとしては大満足です。パチパチ。

さてリサイタルのメインプログラム、「24の前奏曲(プレリュード)」について書きます。

ずばり、ワタクシが苦手とする曲なんですよ。

曲は短いもので1曲あたり30秒。多くは1~2分(最長5分)。これらが24曲並んでトータル40分程度となります。問題は、全体として、とらえどころがない、ってこと。「流れ」がないんですな。ゆったりしたかと思うと激高したり、地味だったとおもえば派手になったり。

たとえばバレエ音楽は短いセグメントで構成されますが、ストーリーにそっているので理解は容易。管弦楽曲でも、たとえばエルガーさん「エニグマ組曲」は各曲が知人(の人柄)に対応、と聞けば腑に落ちる。リヒャルト・シュトラウスさんの「英雄の生涯」などは完全なドラマ仕立てだし。ストーリー性のないバッハさんの楽曲だって、構造計算があって、すくなくとも「とりとめない」という印象にはならない。

一方、ショパンさんの「セットもの」は実に困る(作曲者に「セットもの」の意識はないでしょうけど)。マズルカしかり、ワルツしかり、ノクターンしかり。似たような、でも違う曲が次から次へ続くんですから。

くだんの「前奏曲」はどうか。全24曲の7曲目が「太田胃散のCMソング」、15曲目が有名な「雨だれ」なので、その節目にくると、ああ、ここまで進んだ、と通過点を感じる体で、でも終わってみると、やっぱり掴みどころがないわ、となる。

シロート的に推察するに、ショパン「だけ」が苦手というクラシック音楽リスナー(けっこういる)は、この漠然感が性に合わないんじゃないか。だからショパンを聴き始めるなら「バラード(全4曲)」かピアノ協奏曲が良い・・・私の勝手な意見です。

話は戻り、11月3日の河村尚子さんのリサイタル。

いやあ、ちょっとした、目からウロコ、でした。リサイタル前に演奏者(河村さん)がステージに出てプレトークを行いました。彼女が語ったのは、まず師匠であるピアニスト中村紘子(なかむらひろこ)さんとの思い出について。

そのあと、演奏曲であるショパン「24の前奏曲」に関して、大変素晴らしい私見を述べられました。

本職ピアニストである河村さんも、この24曲を演奏するにあたって「どう、とらえるべきか」を考えたそうです。彼女の結論は、これらはショパンの「日記」なのだと。実際どうかは別として、1曲1曲、異なる日のショパンさんの気持ちと考えたわけですね。

な~るほど、そう捉えると腑には落ちますな。穏やかな気持ちの日もあれば、落ち込む日もある。怒り心頭の日もあれば、愉快な日もある。一見、脈絡のない24曲は、24日分の感情や気分に対応している(ような気になる)。

河村尚子さんからのヒント(?)をいただき、ワタクシ、はじめて「24の前奏曲」を、まとまった作品として聴くことができました。演奏が素晴らしかったことも大きな理由だけど。

いやはや人間てえのは、いくつになっても、ちょっとしたヒントや切り口の違いで、知っていた物事を、新たな興味をもって捉え直せるのだなあ、と感心。これぞ目からウロコだった・・・と、こーゆー体験でした。以上。ちゃんちゃん。


ポール・デルヴォー版画展を拝見。ビミョーな気持ちでウムムム。。。 [絵画]

2016年11月某日。ワタクシの住む千葉県市川市にある芳澤(よしざわ)ガーデンギャラリーへ行きました。こじんまりとした造りながら、ネーミングどおり緑あふれたステキな庭を持つホッとする場所であります。

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目的は11月27日まで開催している「ポール・デルヴォー版画展」を拝見するため。お、良い企画を持ってきましたね。

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ポール・デルヴォー(1897年~1994年)はベルギーの画家。美術史ではシュルレアリズム画家にカテゴライズされてますが、ワタクシのなかでは、もっと広く「幻想絵画」のヒトという位置付けです。

デルヴォー作品の実物は油彩でしか見たことがなく、今回、はじめて版画を拝見しました。

で、展示会場を一巡したワタクシ、うわ・・・ほどは驚きませんが、ちとビミョーな気持ちになったのです。理由は作品がストレートに「デルヴォーさんらしかった」から。そりゃあデルヴォー版画展だから当たり前だろ!とツッコまれそうですが、なんといいましょうかね、あまりにも「予想どおり」で、一昔前の言い方だと、想定内なのであります。

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描かれるのは女性の姿がほとんど。着衣もありますがメインは裸像。裸一貫!ではなく飾り(髪飾り、帽子、アクセサリー)をつけてエロテイストを増幅。こうした世界観が、まるで油彩画と同じなんですね。

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デルヴォー美学の象徴でもある「表情」もしかり。感情の抜け落ちた、ココロここにあらず的な顔つきに、今どき使わない言葉だけど、「痴呆美」を連想しちゃいましたね。

デルヴォーさんは長寿(96歳で没)なんですねえ。長年にわたり、徹底的にユメセカイを極めたかったか、あるいは、ほかの題材を描けなくなったか。いずれにしても、芸風のブレ無さにストイックでスゴイ、と思う一方で、ウムム、なんたる偉大なるマンネリ・・・と気分がビミョーです。

同じくベルギーの画家マグリッドさんは、視覚効果満点の「マグリッドらしい」作品を多く残しましたが、題材(モチーフ)には、かなりのヴァリエーションがありました。デルヴォーさんの、裸女たちによる幻想風景、の一貫性は、モネの「水連」、シャガールの心象風景、モランディの「静物」と同じ匂いがします。意味悪な見方をすれば、自らが確立し世界に認められた鉄板モチーフを、手を変え品を変えて、なぞり続ける自己複製っぽさを感じなくもない。話を広げますが、画家キリコさんが避けたかったパターンが、まさにコレだったんでしょう。

おっと、いかん、つい批判的な言い方になってしまった。

ようするに、ワタクシはそれほどデルヴォー作品を好きではない、という単純明快な答えに行きつくようです。おお、スッキリしたなあ。

そうですよ。絵画鑑賞なんてのは、結局は「好み」が大切。思い入れもない作品に、世界的に有名、という外野の理由を持ち込んで感動する(ふり)なぞ意味がない。そんなこた、できっこないしね・・・。うわあ、勢いがついて無茶を言ってしまった。デルヴォー版画展を企画された皆様、すいません。

というわけで口直し(?)にもう一度、芳澤ガーデンギャラリーの庭をひとまわりし、心穏やか~ぁ、になったところで今日はお終いっ!

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蛇足です。隣町、東京都葛飾区の立石駅ホームに、ポール・デルヴォー版画展のポスターが貼ってありました。となりには「寅さんサミット」のポスターが・・・。寅さんが葛飾区(柴又)のヒーローなのはわかりますが、これを並べるか?渥美清さんの圧倒的存在感の前に、デルヴォー版画展、めちゃ影が薄くなっておりましたね。とほほほ。

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秋の昆虫救済週間。かまきりさん。コオロギさん。頑張れ! [日常]

この時期(11月上旬)になりますと、夏から秋にかけての人生(虫生?)を生き抜いた昆虫たちが、短い一生を終えようとしております。

千葉県にある我が家は、立地の関係でしょうか、なぜか虫たちに好かれており、毎年、瀕死の虫たちが集合します。スズメバチさんやゴ〇ブリさんのように「ご訪問は遠慮願いたい」タイプもいますが、相手なりのご都合もあるのでしょう。

さて本日。

長ネギと、アジの干物を買いにいこうと自宅の玄関を出ると、そこにいたのはこの方。

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そう、かまきりさん、であります。

かまきり、と聞くと、年寄りのワタクシは、五月みどりさんの主演映画「かまきり夫人の告白」を思い出すわけです。あの作品こそが、石田純一さんに先んじて「不倫は文化である」ことを日本国民に知らしめた名作といえましょう。シルビア・クリステルさん(当時)やラウラ・アントネッリさん(当時)など、五月さんの「熟っぷり」に比べればヒヨッコでございましたなあ・・・って、いったい、なんの話をしているのだ、オレは。

かまきり(虫)のハナシに戻りましょう。気の強い昆虫です。絶好調時は、こちらが近づくと、両手(鎌)を持ち上げて威嚇してきます。いまはその元気はありません。玄関ドアに登ろうとするけど、ドア表面がつるつるしているので床に落ちて、あおむけにひっくり返り、パニックに陥ってます。悲しい・・・。

大きなお世話と思いつつ、かまきりさんを新聞紙にのせ、若干の草木がある自宅庭へ移送・解放しました。

突然の風景変化に戸惑うかまきりさん。きょろきょろ・・・。

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秋になって弱っているものの、この決めポーズは堂々たるものです。かっこいいなあ。

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じっとしていたのも1分間。明確な目標を持ったかのように、確実な足取りで移動を開始するかまきりさん。

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草むら(ほどじゃないけど)をかき分けて、木の幹に到達しました。すると、「あなた、実はそんなに元気だったのね」と驚くほどの素早さで、サクサクと幹を登り始めたのであります。

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そうか、高い場所に行きたい虫なんですね。性質が高所好きなのか、あるいは、そこを起点に飛んでどこか別の場所へ行きたいのか。

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かまきりさんの救済と観察に夢中になっていたら15分以上が経過していました。いかんぞ!ワタクシの目的は昆虫ウオッチではなく、アジの干物と長ネギを買うことだった!

五月みどりさん・・・じゃなく、かまきりさんとお別れして、道路へ出ると、あれれ、今度は別の昆虫が。。。

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最近の子供は(とオヤヂぶるのもいやらしいけど)、この虫と、ゴ〇ブリの区別もつかないバカがいるらしい。こちらは秋の夜にステキな声で鳴くコオロギさん、であります。ここまで来て体力の限界、とばかりに、元気なく、じっとしています。

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こんなところで車に轢かれて一生を終えるのは本意ではないでしょう。新聞紙に載せて、またぞろ我が家の庭へ戻ります。かまきりさんとは離れた場所へ降ろしてあげました。コオロギさん、草や土に触れると元気になり、ささっと視界から消えていきました。元気でな!

なるほど、そうかあ。こんな調子で毎年、私が昆虫を庭に運ぶから、家が虫でにぎわうんですね。外から来るのではなく、第2世代・第3世代が庭から「発生」しているのかもなあ。虫たちのオープンハウス。いいのか、それで?

ま、この際、スズメバチさんとゴ〇ブリさん以外なら良しとしましょう!と、博愛精神と度量の広さを自慢したところで今日はお終いっ。ちゃんちゃん。


福島県いわき市で、美味い寿司を堪能したハナシ。 [日常]

本日は、ブログらしいというか、ブログにありがちつうか「地方で美味いもんを食べた」ネタであります。ネタ、にひっかけるわけじゃないすけどお題は、寿司であります。ふふふ、自慢じゃ自慢じゃ!

先週は2泊3日の福島県出張でした。行先は海に面した「いわき市」。海の幸いっぱいの町ですからねえ、出張前から「いわきでは必ず寿司を食う!」と心に誓っていました。これが、JRいわき駅前の風景。

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ビルがシルエットになって良い景色であります。

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向かうは、駅から徒歩5分にある「すし田村」さん。宿泊先のホテルにも近いというのが選んだ理由。

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寿司ツウの方だと、こんなときは懐(ふところ)具合を気にもせず「親方のおまかせで10貫たのむよッ!」な~んて言い放つんでしょうけど、小市民のワタクシはあくまでセットものをチョイスです。メニューボードを吟味し税込2,480円をヨロシク!

予想どおり店内は広々としており清潔。気持ちが良い。ワタクシが座ったカウンター席の前に、なぜか金魚の水槽があります。

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ふうむ、金魚を眺めながら寿司を食う。私の様子を眺めた金魚さんが「自分も食われるのでは?」と不安にならないかあ?・・・と、くだらんことを考えているとオーダーした寿司が運ばれてきました。

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おおお、美味そう~だ。素材を焼いたり煮たり蒸したりする(その一手間を良しとする)東京の江戸前寿司と違って、ワタクシの大好きな「生(なま)寿司」でございます。北海道出身のワタクシ、寿司はやっぱり「生」だよね、と思う。江戸前を頭ごなしに否定はしないが、活きの良いエビをなぜわざわざ茹でるのか?変じゃんか、と思う。

うーん、見栄えが良い、と違う角度からもパチリ。

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おっと、写真など撮ってる場合ではなかった。食べなきゃね、と、パクリ。うはあ、こりゃ旨いぞ。脇役っぽく上写真でフレームアウトした「貝」が絶品ですね。もちろん、鯛、マグロ、ウニ、イクラ、そして甘えびも素晴らしいではないか。やっぱり、寿司を食うなら海の街ですな、と当たり前のことを再認識。

寿司に大満足のワタクシ、この後は、いわきの街を1時間ほど散策しました。この街、お店の前に立っただけで「入りたい!」と思わせる、いい感じの酒場や料理屋が沢山あります。私の職場界隈(東京都中央区の京橋)も、こんな街並みだったら良いのになあ~(ないものねだり)。

以上、「いわきで美味い寿司を食べた」ハナシでした。ああ、満足満足。

蛇足です。翌日、ホテルからいわき駅に向かう道でのこと。駅の方向、山の中腹に何かが見える。

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おお、真っ白に輝く天守閣?いわきの白鷺城?ちょっと小ぶりだけど。。。それにしても、この朝日の反射っぷりは強烈です。神々しいお姿に、なんとなく合掌。

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多少の謎を残し、いわき出張の件は、これでお終いっ。ちゃおー。