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2017年04月| 2017年05月 |- ブログトップ

ブラームスの「ピアノ四重奏曲1番」は名曲だ!と改めて感じる東京国際フォーラムでの1日。 [クラシック音楽]

ゴールデンウィークから2週間も経った今更ではありますが、2017年5月6日(土)にクラシック音楽の祭典に行ったハナシを書きます。

首都圏在住のファンにすっかり定着した感のある一大クラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』」であります。ゴールデンウィーク後半5月4日~6日、会場は有楽町にある東京国際フォーラムで開催。東京のど真ん中で朝(10時)から晩(22時ころ)まで複数ホールを使い、延々クラシック音楽の実演が催されます。それも、数の多さだけではなく質だって一流。国内外の実力派アーチストが登場します。50代半ばのワタクシとしては、ヘヴィメタルの祭典「ラウドパーク」も捨てがたいが、やはりクラシック音楽方面へとココロは向かうのであります。

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と、前置きが長くなりましたが、今回、ワタクシが狙った公演はこれです。どどーーん。

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5月6日(土)朝10時開演。ハイドンのピアノ三重奏曲25番とブラームスのピアノ四重奏曲1番というプログラムです。演奏者の紹介は割愛させていただきます。

分かってはいるけど改めて楽曲の素晴らしさに感動しました。今年2017年のイベントテーマは「舞曲の祭典」です。室内楽曲はどうなる?と思っていたら、な~るほど、その手がありましたか。ハイドンのピアノ三重奏曲25番は別名「ジプシー・ロンド」で、ハイドンらしからぬ(?)終楽章のはじけっぷりが最高です。そして、ブラームス先生のピアノ四重奏曲1番は、シェーンベルクさんがオーケストラ・ヴァージョンに編曲したことでも有名。劇的かつ攻撃的な名曲であります。

実演を拝見して、もう、たまりませんね。感激です。とくにブラームス。ワタクシの愛する「ピアノ四重奏曲1番」、嗚呼、なんて良い曲なのだろう。ワタクシの最近の口癖=「オレはこの曲を知らないまま死ななくて本当に良かった!(まだ死んでないけど・・・)」が出てしまうね。演奏は、盛り上がるべき箇所をしっかり盛り上げてくれるツボを心得たもので、そこが嬉しい限りです。

ところで、演奏会場。いわゆるクラシック音楽用ホールではなく巨大教室にパイプ椅子を並べた仮設の体ですので、奏者の様子は見えづらいけど、音響はしっかりして問題なかったです。そして、会場を埋め尽くす観客の熱狂をみると、朝10時からこれだけの熱心なファンが集まるんだから、渋いジャンルの「室内楽」もまだまだ捨てたもんじゃあありませんな。

さて豆知識的な余談ではありますが今回のステージに登場したひとり、アレキサンダー・クニャーツフさんは国際的に有名なチェロ奏者(チェリスト)です。もちろん今回もチェロを弾きました。実は、彼はチェロだけでなく、オルガンも弾く「オルガニスト」と知ってびっくり。弦楽器と鍵盤楽器の両方のプロ奏者は珍しい。オルガン演奏のCD(バッハのゴルトベルク変奏曲)もリリースされており会場で販売されていました。下左はチェリストとしてのCD、下右がオルガニストのCDです。

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弦楽器と鍵盤の「二足のわらじ」といえば、ヴァイオリニストのユリア・フィッシャーさんが思い浮かびます。ピアノもプロ(録音あり)ですが、さすがに最近は本業(?)のヴァイオリンに絞って活動されているようで、ああ、残念だ・・・。美人は何を弾いても様になるのになあ、って、ヴィジュアルのほうかよ!ちゃんちゃん。

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ご近所散歩で、ネコざんまい。5月の快晴が気持ち良し! [日常]

1年間12か月のうち、関東の最高月は、5月(今月)ではないでしょうか。朝晩は涼しく湿気が少なく、晴天日は散歩にうってつけです。このままの気候が、ずーっと続けばよいのに。悲しいかな、目前には、ジトジト梅雨時期が迫っており、梅雨が明ければ、次は灼熱の夏・・・嗚呼、想像したくもない。

ま、自分の裁量でコントロールできない将来を考えるのは愚行です。今を満喫すべく、ご近所散歩に出かけましょう。目的は、猫たちとの遭遇、であります。

まずは千葉県市川市が世界に誇る(?)里見公園。自宅から徒歩15分で到着です。

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自慢のバラは見どころのピークに達してませんが、パンジーが咲き誇る広場には、ほーら、いましたよ、ネコちゃんが。ポテポテと歩いてペタンと座り込む。この、ゆったり感がたまりません。

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江戸川河川敷へと向かいます。途中、高台の木々の間から見える東京スカイツリー。

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歩くこと10分。江戸川の支川から取水場へつながるエリアは、高確率でネコに会えるワタクシのお気に入りスポットです。

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ふふ、思ったどおり。わかりますか、黄色い矢印の先。くつろぐ2匹のネコ。

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持参のデジカメは最大65倍ズーム機能がありますから、それを有効活用し、ぐぐーっとネコをアップに。

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やはりワタクシのことをじーっと見ておりましたね。呑気なようでも警戒心が強いのが、野良ネコであります。負けじと私もじーっと相手(ネコ)を見返しますと、うひゃあ、突然、ネコがコロリンとひっくり返りました。にらめっこに気まずくなったか、あるいは、ワタクシへの愛情表現か・・・。

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満足したワタクシは、さらに歩みをすすめます。と、20メートルも進まないうちに新たなネコと遭遇です。この2匹、すれ違いざま、チョットした威嚇行為をして、1匹はすごすごその場を立ち去りました。お互い知己のようですが、仲が良いのか悪いのか。まあ、人間どうしも、こうゆう微妙なバランスってあるわな(ネコを擬人化しすぎかな)。

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残った1匹は「われこそ、勝利者である!」といわんばかりの荘厳な(?)たたずまいで、なかなかカッコよい。

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今日は予想していた以上に、いろいろなネコに出会えてよかったな、と足取り軽く自宅へ帰りますと、居間には我が家の飼い猫(おばあちゃん猫)の、もこが、ホットカーペットの上で、うとうとしていました。この暖かい気候に、いまだにホットカーペットとは・・・。もちろん、警戒心ゼロのご様子はいつものこと。

うーん、世界一、呑気でまったりなネコは、我が家のもこ、って結論ですね。ちゃんちゃん。

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ゴールデンウィークといえば高速道路の大渋滞。ニュース番組で観ているだけで、ゲンナリしちゃいます。 [雑感]

2017年のゴールデンウイークは5月7日の日曜(本日)が最終日ですね。明日からは職場で、またぞろ、悩ましい仕事との格闘が始まりますなあ・・・っていうほど、ワタクシは仕事を頑張ってはおりませんが。

さて、毎年GWに、自宅でワタクシが行う恒例作業がふたつあります。ひとつめはウッドデッキへ防腐剤を塗布するという日焼け&汗だくシゴト。防腐剤から発散する臭いに頭をクラクラさせながらも新兵器「ローラー」を導入したことで、例年に比べ作業時間は大幅に短縮できました(とはいえ、2時間ほどかかった)。これは5月5日に完了。

ふたつめは、愛車ダイハツ・ムーヴを洗車してから、表面にガラス系コーティング剤を擦り込むつうシゴト。言うのは簡単だけど、これ、意外と面倒くさいんですよね。とくにクルマの上部(屋根じゃなく、ルーフって言うんでしたっけ?)が難儀であります。気が乗らずになかなか手がつきませんでしたが、一念発起、本日完了しました。

というわけで、ワタクシに課されたGWの2大ミッションは完遂でございます。

さて、この時期、ニュース番組で必ずとりあげられる定番ネタといえば、首都圏と地方を結ぶ高速道路の渋滞です。観ているこっちが嫌になるような車、車、車の大行列の画像。

GW前半、某局のニュース番組に出た「下り渋滞のピーク予想」の画面ですが、おいおい、45kmの渋滞って。どうなってるんでしょう。

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GWの高速道路は大渋滞すると分かっていても、親御さんの仕事、お子さんの学校など諸事情により、このタイミングで移動せねばならないんでしょう。

それにしても、ですよ。45kmの大渋滞のど真ん中、微動だにしない車に閉じ込められた状態で、もしトイレに行きたくなったらどうする?睡魔が襲ってきて、とてつもなく眠くなったらどうする?あるいは風邪が悪化して高熱を発したらどうする?・・・と悪い事ばかり想定しちゃうワタクシは、とてもじゃないけど、この時期の高速道路へチャレンジする気は起きません。

前回記事でGW中に、常磐道(高速)を通って茨城県の笠間市へ行ったハナシを書きましたけど、小心者のワタクシは、下りが渋滞する前の早朝に三郷IC→友部ICを使い、渋滞する前の正午に上り(友部IC→三郷IC)で帰る「早起きは三文の得」的な行程立案で、なんのストレスもなくスイスイ走りましたぜ、と、最後に小さく自慢が入ったところで今日はお終いっ。

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茨城県笠間市(かさまし)で開催中の陶炎祭(ひまつり)は大賑わい。これは楽しいっす。 [旅]

2017年のゴールデンウィーク中、唯一の遠出-旅行と言えるほどではないですが-は、茨城県の笠間市(かさまし)の陶芸のお祭り。関東の方でも、笠間市と聞いてピンとくる方は少ないかもしれませんね。東は県庁所在地の水戸市と隣接し、西は「益子焼」で有名な栃木県益子(ましこ)に接しています。

ワタクシの住む千葉県市川市からは距離110kmくらい。三郷インター~友部インターまで常磐道(高速)を使うと、車で1時間半ほどでした。近いなあ。

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さて笠間は昔から焼き物が有名です。人間国宝の板谷波山(いたやはざん)先生など、その道を極めた偉人も住んでおられたといいます(←完全に受け売り情報です)。

4月29日~5月5日、ゴールデンウィークに合わせ開催される笠間の陶芸市は、「陶炎祭」と書いて、ひまつり、と読みます。うーん、名前だけでも、わくわくしませんか。

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朝9時の開場にあわせ、現地到着すると、すでに多くの人たちがイベント広場へと吸い込まれていきます。

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いやあ驚いた。予想外に大規模です。会場マップ(以下HPより)を見ただけでクラクラしちゃう。公式HPに以下の記載があります。「200軒以上の陶芸家・窯元・地元販売店などが、広大で緑豊かな笠間芸術の森公園イベント広場に集い、個性豊かな店作り と作品でお客様を迎えるという、他に類を見ない陶器の祭典です」。おお、200軒以上とな!広い会場がテントで埋めつくされるわけだ。

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よおし、現場に来たからには、臆することなく、ずんずんと歩みを進めるぞ。頑張るぞー。

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正直なところ、陶器に興味の薄いワタクシですが、こういうイベントは楽しめます。「焼き物」はピンからキリなのがよく分かります。いかにも大量生産品でござあい、という安価ブツがある一方で、手間と時間をかけた良い作品もあります。その対比が面白い。

私はもっぱら、日本酒の、ぐい呑みに注目。この器で呑んだら酒が美味いだろうなあ~と、見つけた品を手にとって金額を確かめると、ほ~ら、やっぱり5000円だ。家の者から「もう、ぐい呑みは買わないで!」と釘をさされた身としては眺めるだけで我慢我慢。

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それにしても、なんと楽しい時間でしょう。「買う」つもりもないのに、幸せに浸れるのは、かっこつけた言い方になるけど「こうゆう焼き物の存在を知った」という知見のヨロコビでしょうか。「こうゆうものが世の中にあって、誰かがそれを使っている」という認識だけで、ああ、日本って良いなあ~と感じてしまう。

そうそう、「陶炎祭」会場の奥には、キャンプもできる良い感じのナチュラル空間が広がっています。一日中、こうゆうとこでマッタリ日向ぼっこも良いなあ~。

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結局、全店制覇は諦めましたが、2時間、お祭りを堪能、大満足でございました。

ちなみに、せっかく来たんだから一品は買おう、と購入したのがこれ。素焼きのコースター。ポイントはもちろん猫の絵でございますな。冷酒を入れた錫(すず)の片口を、このコースターにのっけると実にヨロシかった。

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以上、茨城県笠間市の陶芸祭りに出かけたハナシでした。ちゃおー。

ちなみに、大きなお世話ですが、GW行楽ピークである5月3日~5日は、常磐道出口がかなり込み合うのと、会場隣接の駐車場があっという間に満車になるので、早めに現場に着く必要がありますね。はい。

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我が家の飼い猫、もこ、はGWも絶好調に甘えん坊。そして爆睡! [家の猫]

2017年のゴールデンウィーク。今日(5月2日)は9連休の4日目にあたります。

ふだんは出張不在が当たり前のワタクシが、数日間とはいえ連続して自宅でボーッとしていると、家の者は調子が狂うようです。早朝4時起きのワタクシと、朝8時起床の家の者とでは朝・昼・晩の食事タイミングもかみ合わず、結果、自分の食べる食事は、自分で作る自炊状態。でも、ワタクシ、こうゆうの大好き。だって気楽ですもん。無理に人のペースに合わせる必要なんてありません。

さてワタクシが自宅にいることで、一番喜んでいるのは、なんたって飼い猫の「もこ」であります。

甘えた声で「にゃあ~にゃあ~」と鳴かれると、ワタクシ、そのときやっている事を放置してでも、もこをなでてしまいます。敵(もこ)もその弱点を知っているから何度も「なで要求」を繰り出します。まさに泥沼状態(←この表現は妙ですけど)。

さて居間のソファーに座って、録画しておいた「ワカコ酒 シーズン3」を再生しワカコちゃんの「ぷしゅー」を堪能していたワタクシ。いつのまにか、私の脇で、もこがリラックスモードに入っています。ううむ、嫌な予感がする。

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やっぱりだ。「撫でてくれないなら寝ないよ~ん」とばかりの甘え声連発に、毅然と対応できないワタクシは、求められるがままに、もこの体をなでなでして・・・。

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5分ほど撫で続けると、ふがーあー、ふがーあー、と、いびきをかきながら眠りに落ちるもこ。なんたる自己中心派なのだ。

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しかし安心はできません。たまに目をあけて、じ~っと私をみつめるもこ。うわ、まだ撫でてほしいのかあ!?

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さすがに、これ以上の対応はご勘弁いただきます。ワタクシは、今度は「孤独のグルメ シーズン6」を再生し、松重豊さんの食べっぷりに集中します。

気がつくと、あれえ、もこがいない。テーブルの下から床をながめると、いましたね。やつの大好きなペット用ホットカーペットに移動し、猫らしく丸まってます。爆睡のご様子なので当面は大丈夫でしょう。

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・・・と、思いきやワタクシの視線に気づいたもこは、その場で、ころりんとひっくり返ります。これは、「なでてよぉ~」の追加要求であります。まったくもう!と怒るふりをしつつ飼い猫にめっぽう甘いワタクシ。

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おなかをさすってあげると、もこは「くぅぅ~」と至福の声で応えるのでした。うーん、可愛いなあ。。。

以上、16歳超の、おばあちゃん猫に翻弄されてるGW中のワタクシの生きざまでした。ちゃんちゃん。

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クラシック音楽の演奏を脳内再生して、泣いているオレって・・・これも歳のせいか? [クラシック音楽]

昔のハナシでナンですが、45年前に買ったレコード(当然、CDではなくLP)、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団によるチャイコフスキー交響曲6番「悲愴」。1950年代録音の疑似ステレオ盤でした。そのLPが今、手元になくうろ覚えですけど曲目解説にこんな主旨の記述があったのです。

チャイコフスキーさんは曲を作り上げたのち、楽譜にする前に、「頭のなかで」繰り返し演奏しては、ひとり涙を流していたというのです。ご本人が手紙にそう書いているそうです。

どうです、これ。自作曲を「思い出し泣き」するとは、なんつうナルシスト、なんつう気障(キザ)野郎だ!と、当時、コワッパなワタクシは憤ったわけです。たしかに、交響曲6番「悲愴」は美メロのてんこ盛りで、どの楽章でもカタルシスが得られるスゴイ曲です。とくに終楽章は泣かせ倒しとさえ言える胸かきむしる激情展開に辛抱たまりません。とはいえ、頭のなかで曲をなぞって泣けるもんかよぉ、と懐疑的な45年前のワタクシでした。

さて、先般。

北海道出張で、ワタクシ、千葉県の自宅から電車とヒコーキを乗り継いで羽田空港→新千歳空港→札幌と半日ほど移動しました。持参した本は早々に読み終わり、しかたなく座席で目を閉じ、頭のなかで音楽を鳴らしていたわけです。曲はシューベルトの交響曲8番(旧9番)「グレイト」。1楽章、2楽章、3楽章と進み(脳内演奏し)、最後の4楽章が後半にはいったときのことです。ううっ、感動(?)で涙が頬をつたってきたのです。うへえ、かつてチャイコフスキー先生をキザ野郎と決めつけた自分が、同じように、音楽で「思い出し泣き」しちゃうんだ、とビックリした次第。

実は、今年(2017年)になってから、脳内で音楽再生しては涙ぐむことがしばしばあり、そろそろワタクシ、人生の最期が近いのか?なんて思ってしまう。あるいは、作曲家・指揮者の故ピエール・ブレーズ御大のいう「リスナーとしての円熟期」に、私もついに到達したのでしょうか。

まあ、そんな分析は良いとして、ワタクシが脳内演奏して涙ぐむ楽曲を、ちょいと整理してみました。残念ながら(別に残念でもないけど)ベートーヴェン、リスト、ワグナーじゃあ泣けません。泣ける曲とは、好きな曲というより「ツボにはまる曲」だから作曲家はかなり限定されます。かつ、何度も繰り返し聴いて、深~い思い入れがある特定の演奏がないと、泣くまでに至りません。

まずは交響曲。なんたって、チャイコフスキーの5番ですな。中学生のころ、毎日のように聴いたカラヤン指揮ベルリン・フィルの70年代録音(EMI)。やっぱり良い。次に、マーラーの交響曲2番「復活」。こちらも70年代録音でメータ指揮ウィーン・フィルで決まりです。天上へいざなわれるような終楽章の素晴らしさよ!

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協奏曲ですとモーツァルト。彼の天才が、これほどハッキリ表れた曲はないでしょ!と申し上げたい「クラリネット協奏曲」。デヴィッド・シフリンが名技を披露する1987年録音(旧盤)。ピアノ協奏曲だと23番。同じ「人類」が生み出したとは思えぬ驚異の名曲は、シフさんのピアノによるデッカの全集から。

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ピアノ独奏曲にいってみましょう。ワタクシが24セットもの同曲CDを保有するバッハ「ゴルトベルク変奏曲」です。ピアノよりチェンバロ(ハープシコード)の音色が好きなので、音盤としてはキース・ジャレットさん、レオンハルトさんも良いけど、ここは日本が誇る天才奏者、武久源造さんの90年代録音としましょう。ピアノ曲のもう1枚はシューベルトのピアノソナタ20番です。ルプーさんの旧盤が良い。終楽章で泣かないヤツがいるのかっ!と申し上げたい。

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室内楽曲は「思い出し泣き」にピッタリのジャンルです。はずせないのがメンデルゾーン「弦楽八重奏曲」。たった14歳でこのエネルギッシュな曲を作ったメンデルスゾーンが怖いよ・・・。もう1枚は、郷愁さそうチェロの朗々たる音から始まるドヴォルザークの「ピアノ五重奏曲(2番)」。弦楽四重奏とピアノのからみが絶妙なエマーソン・カルテットとメナヘム・プレスラー(ピアノ)の組合せがダントツでしょう。

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同じく室内楽曲。ワタクシの愛するブラームス先生の作品。PCで題名を打ち込んでいるだけで、メロディが脳内に響き渡ります。2曲の弦楽六重奏曲。ピアノ五重奏曲。そしてクラリネット五重奏曲。60年代後半から70年代前半にかけて録音されたべルリン・フィルのメンバーによる堂々たる決定版。そして、プレヴィン(ピアノ)、ムローヴァ(ヴァイオリン)、シフ(チェロ)のスーパー・トリオによるブラームス「ピアノ三重奏曲1番」。この歌心には、心底、震えますなあ。

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以上、マニアック、かつ、とりとめない、思い出し泣き名曲(の名演奏)というお題でした。ちゃんちゃん。

記事を書いているうちに、芋づる式に記憶が掘り返され、ワタクシが、音楽の実演を聴いて初めて泣いたときを思い出しました。コンサート会場ではなく、あるレストランでの出来事でしたけど、機会があればブログに書くことにします。誰も興味はないでしょうけど、自分の覚書きのために。本日は以上!

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