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映画「探偵はBARにいる3」 シリーズ3作目にして、これだけの快作とは!出演者がばっちり役にはまりましたね。 [映画]

昨年(2017年)の最後に観た映画について書きます。

「探偵はBARにいる3」であります。

関東以北最大の繁華街、札幌市ススキノを舞台に探偵(大泉洋さん)と、その相棒(?)高田(松田龍平さん)の活躍を描くシリーズ第3作であります。パチパチ。

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見事、ツボにはまった快作でした。ワタクシ、関東在住30年以上ですけど札幌育ちの北海道人。学校は、小、中、高、大とすべて札幌でしたので、札幌関連の映画や小説に甘くなっちゃう面もありますけどね。その点を差し引いても、この映画は素直に良いと思う。

だいたいシリーズ作というものは、3作目ともなるとマンネリ感といいましょうか、多少の「ダレ」が出て、イマイチの出来だったりするもんです。ところが!

この「探偵はBARにいる3」は前作以上にパワーアップ、テンポアップ。間違いなく過去の2作より良い仕上がりと言えます(断言!)。監督が吉田照幸さんなのが大きいと思う。NHKの名作コント番組「サラリーマンNEO」、同局朝ドラ「あまちゃん」の演出をみても、ドラマの流れの作り方、テンポや「間」にセンスがあり、出演者を引き立たせる術も熟知していますもんね。

ところで、ワタクシが考える映画の重要ポイントは「優れた脚本」はもちろんですが、「出演者が、どれだけ役にはまっているか」です。そもそも、「絵空事」「非日常」である映画に、説得力を持たせためには、適切なキャスティング抜きはあり得ないわけです。その点でも、本作は素晴らしいと思う。

欲望うずまく街ススキノで探偵が活躍する、という基本コンセプトにかなり無理がありますもんね。その探偵ときたら、携帯電話を持たず、車の運転免許もなく、前時代的で、お人よし。ちょっと間抜け、だが情に厚い、と・・・こうなると一歩間違えたら、どうしょうもないマンガチックな愚作が出来上がるわけです。

ところがどっこい、そんなキャラ=「探偵」を北海道のスター大泉洋さんが演じたとたん、リアリティと親近感がハンパないわけです。つまり、「はまりっぷり」が尋常ではないのです。これだけ大泉さんが役に同化したのは「ゲゲゲの鬼太郎」のネズミ男以来ではないか(ほめてないか)。

たったひとりのミスキャスト(役にそぐわない俳優)で違和感が充満し、すべった(と私が思う)映画は枚挙にいとまがありません。たとえば、そう「ブロークバック・マウンテン」のアン・ハサウエイ、「ワイルドセブン」の深田恭子さん・・・おいおい実例を出すなッ!

いっぽう、本作では探偵の相棒(北海道大学の助手で酪農専攻)を演じる松田龍平さん、狂気をまき散らす悪役のリリー・フランキーさん、謎の女を演じる北川景子さんらが、まさに水を得た魚のようにバッチリ!でした。さらに脇を固める松重豊さん(地元のヤクザ役)、田口トモロヲさん(新聞記者)、マギーさん(ススキノの呼び込み)、鈴木砂羽さん(引退したスナックのママ)の渋い芝居に感激。元AKBの前田敦子さん(おバカな女子大生役)もイラッとさせる感じが妙技と言えましょう。

というわけで、出演者全員が与えられた役にバッチリとはまったうえ、脚本・演出のプラス効果が相乗して、笑って泣けるウエルバランスの映画ができました。パチパチ・・・。

それにしても(と話をかえる)、大泉洋さんは良い意味で器用な俳優さんですよね~。ひょうきんな体でも、実は演技力がスゴイと思う。日本の映画界は概して「真面目」「シリアス」を評価する傾向があるが、あのチャランポランな空気感で、ぜひとも日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を獲ってほしいなあ、と思います。

以上、大満足の「探偵はBARにいる3」で、ございました。

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蛇足ですが、札幌出身者のワタクシから見ても、この映画、うまく街の空気をとらえていますね。アーバンビルの観覧車には乗ったことはありませんが。。。松田龍平さんが「四つ葉牛乳」を飲んでいたのも嬉しいですけど、個人的には、大泉洋さんが、張り込み中に高橋製菓の「ビタミン・カステーラ」を食っているのがサイコーです。北海道のコンビニには、必ずといってよいほど置いている「ビタミン・カステーラ」。賞味期限がやけに長いとこがちょっと不思議ですが・・・。

本日はこれでお終い。ちゃんちゃん。

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女優アンヌ・ヴィアゼムスキーさんが逝去。気持ちがシンミリしてしまった日。 [映画]

ワタクシ、年齢が50代半ばを過ぎ、同年代の知り合いが「亡くなる」ことが最近、加速度的に増えています。逝去するのは職場の人、仕事付き合いの他会社の方、あるいはプライベートの知り合いです。近い年齢のひとが死ぬのは、当たり前で、私がそれなり年寄りになったから。そう、「死」は遠い先のことではなく、身近に迫るテーマになった、と実感しますね・・・。

さて、亡くなった方を思いだすとき、当ブログで以前引用した箴言家ロシュフコーさんの皮肉な言葉を思い出します。

「人を失って悲しいよりも惜しむ気持ちが強いことがある。その一方で、悲しいがその人を惜しいとはほとんど思わないこともある。」

このアフォリズムにさらなる意地悪を付け足すなら「失って、悲しいとも惜しいとも思わない人もいる。」でしょう。

いや、こんなダークな話をなぜするか、といえば、訃報をきいても、ワタクシ、ほとんどの場合「あ、そう。」と反応が薄く、周囲から冷酷野郎と指弾される次第。同じ職場で働いたことがある=「過去につきあいがある」という理由だけでは、通夜や葬式に行かないので、冷酷という評価も、うべなるかな、ではあります。(私にいわせりゃ、死んだ人も、私になんぞ来てほしくないだろう)。

他人の死に際して、心の底から哀悼と惜別の気持ちがわかずに、おざなりで葬儀へ行くなんて、むしろ失礼だと思う。偏屈かもしれないが本当にそう思う。これを「クール」「礼儀知らず」と感じる方は、それでもかまいません。

と、長々書きましたが、いよいよ本題です・・・って、前置きが長すぎだろう!

昨日、遅ればせながら、ある方の死を知り「えっ・・・」と驚き、シンミリしたのです。悲しく、そして惜しいと思ったのです。亡くなったのは今年(2017年)10月5日。その方は、フランスの女優、

アンヌ・ヴィアゼムスキーさん(1947年生、享年70歳)です。

このお名前をきいて、ココロが震える方、私と同タイプの映画好きと見ます。1960年代、ヌーヴェルヴァーグを代表する映画監督ジャン=リュック・ゴダールの作品に出演し、彼と結婚していた時期もあったアンヌさん。

1967年の「中国女(La Chinoise)」でアンヌさんを観た時に、ワタクシ、彼女に惚れましたね。

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共演しているジャン=ピエール・レオが羨ましかった!お前はタイプライター盗んでただろが!と、別の映画の役のことを持ち出してはいけません。そうゆう余計なツッコミをするから「大人はわかってくれない」と言われるのである・・・なんのこっちゃ。

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アンヌ・ヴィアゼムスキーさん、この映画の撮影時19歳。お前は過去に生きているのか!と言われようと、アンヌさんは良かった~。ちなみに、映画「中国女」自体は、ゴダールさんの例の調子ですので、お勧めはしません。

ワタクシの中で、大好きなフランス人女優といえば、アンヌ・ヴィアゼムスキーさんと、アンナ・カリーナさん(後者のほうが有名?)。そのどちらもがゴダール監督作品で世に認められ、かつ、ゴダール夫人だった過去があります。ゴダールさん、あのさえない風貌で、よくもまあ、美人女優を次々と・・・そんな嫉妬はやめよう。

ワタクシは未見ですが、アンヌ・ヴィアゼムスキーさんのデビュー作での様子(15歳?)の可愛らしいこと!

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子供ではあるが、表情が大人びていて、理知的な雰囲気が良いのですね・・・。

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とはいえ、私が、彼女の出演映画のなかでベストを選ぶとすれば、この作品です。

生前よりエログロ野郎とか変質者と罵倒されていたイタリアの天才、パゾリーニ監督による「テオレマ」(1968年)であります。

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テレンス・スタンプさん演じる謎の男が、ある一家を崩壊させるというストーリーで、アンヌさんはその家の娘を演じています。まあ身近にいてほしくない「ややこしい女」の役ではあるが、アンヌさん、実にヨロシイのである。

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まさか、その「謎の男」が、将来、スーパーマンを敵に回す宇宙人とも知らず・・・って別の映画の話を混ぜるなって!

アンヌ・ヴィアゼムセキーさん、ここ20年間は、女優業よりもむしろ、作家、小説家としてご活躍だったとのことで、理知的な風貌と雰囲気は、うわっつらだけではなく本物だったってことですね。

ああ、「中国女」「東風」「テオレマ」を、まとめて、どーんと観たくなってきた。間違いなく疲れるだろうけど。。。

ワタクシにとって永遠の名女優アンヌ・ヴィアゼムスキーさんのご冥福を、心から深く深く、お祈りいたします。

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映画「ブレードランナー2049」 デッカード役のハリソン・フォードさんをみて、俳優さんはツラいよ・・・とつぶやいた日 [映画]

出張中の札幌で、新作映画「ブレードランナー2049」をレイトショーで拝見しました。劇場はサッポロファクトリー内のシネコン、ユナイテッドシネマ札幌であります。

そういや1週間前、「ダンケルク」を観たのは博多のユナイテッドシネマだった。日本の南北での小さな偶然。ちなみに「ダンケルク」と「ブレードランナー2049」は、どちらも音楽がハンス・ジマーさん・・・って無理やり共通点を見つけてどうする。

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さて、「ブレードランナー」(のオリジナル映画)は1982年の公開。古典的名作SFといって良いでしょう。ああ、光陰矢の如し。あれから35年も経つんすね~とオヤヂ(=私)は感慨深いです。当時、私は大学2年生、封切り直後の「ブレードランナー」を観てブルッと震えました。なぜなら、主人公デッカード(ハリソン・フォード)が屋台で、うどん(?)を注文すると、

店のオヤジが「ふたつで十分よぉ!」と日本語で頑なに反論するのである。泥酔客が追加酒を求めるなら拒否も分かるけど、うどんや丼なら客が欲しいだけ出せばよいだろうがっ!この冒頭シーンでバカ学生のワタクシは、電気羊の夢どころではなくなった。いや、電気羊の夢をみるのはイアン・ホルムが演じるアッシュでしょ・・・と、リドリー・スコット監督つながりで「エイリアン」方面にハナシが逸れてはいけません。

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すいません、話が散らかってしまいました。82年に「ブレードランナー」を拝見し、ブルッと震えた理由についてでしたね。うどん問題ではなく、レプリカント(人造人間)のレイチェルがあまりにも美しいから、であります。演じたのはショーン・ヤングさんという女優。スクリーンに彼女が登場したとたん、うわあ美人!とワタクシは震えた。しかし、ショーンさんはその後、藤谷美和子さんor遠野凪子さん的に、ぷっつん紆余曲折人生を歩んだのだったね。

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おっといけない、「ブレードランナー」のハナシは尽きないね。ダリル・ハンナさんが怖かった~とか、ヴァンゲリスの音楽がピューピューしてた・・・なんて言い出したらキリがないす。

てなわけで、本題の新作「ブレードランナー2049」(2017年製作)であります。時間軸としては、素直に前作の続編(29年後という設定)になっています。ストーリーや世界観は、ご立派な映画ブログに沢山書いてるだろうから、私は役にも立たない「極私的な食いつきポイント」を列挙いたします。


【その1: ラヴちゃんがめちゃ可愛い】

前作でレイチェルが震えるような美女でしたが、新作では主人公K(ライアン・ゴスリング)のAI彼女=ラヴちゃんがめちゃ可愛いのです。35年を経て、またしてもブルッと震えました。調べによるとアナ・デ・アルマスさんという女優さんらしい(下写真)。

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このキュートさなら生身の人間でなくても全然OK!とワタクシも思ってしまう。スカーレット・ヨハンソンちゃんがAI彼女の「声」だけ演じた映画があったが、あの物語の主人公(ホアキン・フェニックス)はホントに可哀そうだった・・・と、またもや話が逸れてしまった、失礼。


【その2: ジャレッド・レトが・・・】

悪役を演じるジャレッド・レトさんが、コメント不能なキテレツ雰囲気で登場します。ミステリアスというより、わけが分からんです。深く先読みしているようで、結果、すべるのは経営者としていかがなものか。そもそも、大きなミッションを少人数の部下に任せっきりにしてはいけない。巨大企業とて、しょせん悩みはマンパワー不足、という設定か。。。レトさん、「スーサイド・スクワッド」のジョーカーのほうが(評判は悪かったみたいだけど)バカっぽくて合ってたね。


【その3:年寄りを酷使し過ぎだっ!】

1982年の「ブレードランナー」撮影時、デッカード役のハリソン・フォードさんは40歳でした。なので、怪力で首をひん曲げられようと、指をボキボキ折られようと、うどん提供を拒否されようと、ギャラの範囲内であったろう。

しかし、2017年の今、ハリソンさんは齢75歳(!)です。役のうえ、といっても75歳をポカポカ殴ったり、椅子に縛り付けたり、水に溺れさせるのはやり過ぎでしょう。老体に鞭打つのも、ほどほどにしなさいっ!と申し上げたい。「スターウォーズ フォースの覚醒」でも同様ですが、お年寄りを酷使する様は、観ていて切ないっす。


【その4:続編映画、前日譚映画の氾濫ぶりは・・・・】

35年ぶりの「ブレードランナー」の続編登場には正直、ビックリしたけど、周りを見渡せば、70年代に第1作目が発表された「スター・ウォーズ」「エイリアン」、その後の「プレデター」、ジャンルは違うけどジェイソンやフレディのホラー等等、ヒット作の続編、前日譚、スピンオフ企画が相も変わらず増殖しています。二匹目のドジョウどころか、ドジョウの養殖池かっ!

「007」シリーズや、マーベルやDCコミックのヒーローものは納得できますけどね、「ソウ」の続編(?)が公開されると聞いた日には、「おいおい、いったい誰が観るんだよ?」とウンザリ気分になっちゃいます。

文句をつけつつワタクシも「キングスメン」の続編にいくだろうし、「ワイルドスピード」シリーズも来れば間違いなくいくでしょう。結局、惰性なんですかね~。まっさらの新企画や、ブランニューのキャラクターは興行的にリスクが大きいのかな。

じゃあ、さっさと「ドラゴンタトゥーの女」の続編を作ってくださいよッ!なお、リスベット役はぜったいルーニー・マーラちゃんのままでお願いしますねっ。

あとは、アクション俳優の同窓会様相を呈する「エクスペンダブルズ」の新作をお願いしたい。返す刀でチャック・ノリスさん主演「地獄のヒーロー」シリーズも復活してほしい。さすがに無理か。。。

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そうそう、「山猫は眠らない」シリーズだって、息子に主役のスナイパー役を譲るのは早いですぜえ、トム・べレンジャーさん!極めつけはクリント・イーストウッド御大に「ダーティハリー 最終章」を演じてもらうなんて、どうすかね?

ああ、結局、無駄にハナシが長くなった。この辺で話を切り上げ、電気羊の夢でも見ながら熟睡いたしましょう。ちゃんちゃん。

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博多のシネコンで映画「ダンケルク」を拝見。キリアンさんの情けない系の名演技につい注目しちゃう。 [映画]

1週間前のハナシですが、出張先の九州で、映画「ダンケルク」を拝見しました。

キャナルシティ博多のユナイテッドシネマに入ったのは10年ぶりか。前回、キャナルで観た映画はジェシカ・アルバちゃん主演のコメディ「噂のアゲメンに恋をした」・・・いや、リーアム・ニースン主演の「アンノウン」か?いや、韓国映画「私の頭の中の消しゴム」かも?と、そんなことで悩んでどうする。さっさと話を進めましょう。

映画「ダンケルク」であります。

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第二次大戦中の史実「ダンケルクからの撤退」を描いた作品です。大戦初期、フランスへ侵攻したナチスドイツ軍に圧倒された連合軍の兵士40万人が、港町ダンケルクに追い詰められます。兵士たちは海峡を渡り英国へ脱出しようと絶望的なサバイバルを繰り広げます。空からは空爆と機銃掃射、海からはUボート(ドイツの潜水艦)の魚雷におびえながら逃げる兵士たち。命がけで彼らを助けようと、軍艦だけでなく、英国市民たちが漁船やヨットでダンケルクへ向かいます。

陸、海、空と、各視点でドラマを描き分け、ヒューマンかつ臨場感あふれる内容にまとめる手腕は、さすが天才クリストファー・ノーラン監督ですなあ~。ちなみに「ダンケルク」は、「ダークナイト」ほどの重苦しさはないです。そこがまた良い点ですね。

映画のストーリーとは直接関係ないけど、もしも、追い詰められたのが旧日本軍だったら、撤退など許されるはずもなく全兵士が「玉砕」していたでしょう。そう考えると、英国首相チャーチルさんはスゴイ人だと思う。兵力損失を最小限にすべく、いったん逃げ帰っても最後に勝つ、という長期視野と信念がありますもんね。これが「英断」というものでしょう。

さて、本作のなかで、とくに素晴らしかった俳優さんといえば、兵士を助けに自前の船で、ダンケルクへ向かう気骨のヒトを演じたマーク・ライランスさんでしょう。良い味を出していました。「ブリッジ・オブ・スパイ」(2016年)でアカデミー助演男優賞をはじめ、数多くの賞を獲得した方です。同じ年に、ショーン・ペン主演のとんだ駄作「ザ・ガンマン」に出たのは失敗でしたが・・・。

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ライランスさんの演技もスゴイですが、ワタクシが一番くいついた俳優さんは、戦場で精神に異常をきたした英国兵を演じたキリアン・マーフィーさんでございます。

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いまやノーラン監督作品では常連のキリアンさんですね。この方、「頭のいかれた男」とか「情けないヤツ」の役をすると、妙にツボにはまりますね~。ノーラン作品の「バッドマン」の小悪党っぷりも最高でしたし。

本作では、命を助けてもらいながら、その恩を仇で返す、とんでないクソ野郎を、イラーッとさせる名演技?で、こなしております。そうそう、「ダブリン上等!」のダメ男役が絶品でしたが、路線にいよいよ磨きがかかってる、って感じね。

ワタクシ、この芸風で、スティーヴ・ブシェミさんを凌駕できるのはサム・ロックウエルさんが本命、とみていただけに、予想外のキリアンさんの成長(?)には大いに期待しているのであります。

って、そんなところをチェックかよ!と、自分にツッコミしたところで今日はお終いっ。

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自宅でB級映画三昧。「キングコブラ」放映に、テレビ東京さん、すごい!と嬉しくなった日。 [映画]

久しぶりに映画のハナシです。

劇場公開中の作品で最近観たのは(2017年9月)「エイリアン コヴェナント」です。沖縄のシネコンで拝見。エイリアン・シリーズはシガニ―・ウィーバーさんが活躍する1,2,3はオバカなワタクシもついていけました。しかし「プロメテウス」あたりから時間軸が混乱、本作「コヴェナント」に至っては、前日譚か後日譚かが、私には分からず気にもしません。はい。

顔に張り付くフェイスハガー(エイリアンの幼生)がスクリーンに登場すると、ヤッター!と単純に嬉しくなりますなあ。今回、ホコリタケの胞子みたいなエイリアンの種(たね)が新機軸でした。宿主の腹ではなく、背中からドバーッとアイツが出る様なぞ「おおー、『遊星からの物体X』じゃん!」と嬉しくなっちゃう。

主役が人間(ヒロインの宇宙船乗組員)というより、マイケル・ファスベンダーさん演じるアンドロイド、さらにはエイリアンのヴァリアントつう設定をみるとオリジナル1作目とは隔世の感がありますわな。。。ちゃんちゃん。

あ、失礼しました。今日は、こんな「きちんとした映画」の話ではなかった。

歳のせいか、近頃、映画館に行くより、録画したTV放映映画をヒマなときに楽しむ横着パターンが多いワタクシであります。スポンサー企業には申し訳ないが、コマーシャルをスキップすると、効率的にサクサク映画が楽しめますからねえ。

で何を観るかつうと、ずばり「B級映画」あるいは「ご都合主義映画」でございます。素材はテレビ東京さんが平日午後に、じゃんじゃん供給してくれます。たとえば昨晩拝見したのは、10月6日午後放映のこれ。

超B級な動物パニック映画「キングコブラ」だあ!

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21世紀を直前に控えた1999年に製作されたと思えぬ驚異的な脱力映画です。遺伝子工学でコブラとガラガラヘビを掛け合わせた結果、凶暴・凶悪、長さ9mの化け物大蛇が生まれたつうベタな設定。

舞台はアメリカの片田舎。韓国の漢江ではありません(←話がややこしくなるので、こうゆう小ネタはやめよう)。地元の一大イベント「ビール祭り」を狙ったように危険動物が出没する定番フロー。人命を守ろうと祭りの中止を進言する医師(主人公)と、祭りを強引に開催する市長のユル~イ対立構図も、名作「ジョーズ」をなぞったステレオタイプの設定です。

もちろん祭りに浮かれるセックス好きバカップルは大蛇の餌食。これお約束ね。出番とばかりにライフル抱えて山狩りする猟友会的なオジサンたちも、もれなく大蛇にヤラレてお陀仏。

化け物を生み出した張本人の生体学者は、反省の弁を述べるわりには、悪びれていない点がほほえましい。あまつさえ「ヘビ狩り名人」の触れ込みで町にやってきた日本人の爬虫類学者は、どう考えても、その道具じゃ大蛇と戦えない、という鈎針状の小道具を振り回します。演じるのが「ベスト・キッズ」のミヤギこと、パッド・モリタさんなので、東洋思想をからめた(?)場違いなヘビ愛ご披露シーンは、映画のフレーバーというより、ハイライトとさえ言える必見ポイントでしょう。

がっちりとC級素地が固まっているので、肝心のキングコブラが、露骨に「かぶりもの」である点すら、笑って許せるから、人間の順応力とはまことに恐ろしい限りです。

ヘビ狩り名人によれば、「秒速3メートルで移動する大蛇に、銃など何の役にもたたん!」はずだけど、主役のお兄ちゃんの飛び蹴りはバッチリとヒット。なぜなら、あれだけ大きなかぶりものを着れば、秒速3メートルどころか、その場を動くに動けないのが理由であって、これほど虚構と現実(撮影事情)が入り混じった映画があるのだろうか。

ウンザリする数の被害者が出て、敵(巨大ヘビ)の脅威も認識されているのに、群の警察総動員でもなく、軍隊派遣でもなく、ごくローカルな知り合い数名で、本件の始末をつけようとは神をも畏れぬ無謀行為・・・つうか映画製作予算の都合が見え隠れするのがスゴイ。内輪受けを狙っているとしか思えません。

いやはや、たまりません。大真面目で怪作「キングコブラ」をつくった製作スタッフには尊敬の念を抱きます。そして、こんなにも素敵な超B級映画を、関東ローカルとはいえ、地上波で拡散するテレビ東京さんに大きな拍手を送りたい。

無理を承知で言えば題名つながりで、同日のうちに、シルベルター・スタローンのコケ映画「コブラ」(1986年)も放映してくれたら、テレビ東京さんの評価は、それこそ天井知らずだったでしょう。

では、次回の映画ネタでは、アクション系のB級映画を語りたいと思います・・・って、次回もあるのかっ!

ああ、ちゃんちゃんちゃん。

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映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」を拝見。やっぱり世界を救いたくなるのか・・・。 [映画]

先日。シネコンで映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」を拝見しました。

いやあ、面白かった~。

この手のスピード・アクション・ムービーって意地悪なツッコミをしようと思えば、無尽蔵に可能なわけです。しかし、そーゆー見方は品がない。主人公チームのド派手な活躍へハナシを持ち込む前段として、強引すぎる伏線、悪役のトンマ行動、あまりにご都合主義な展開は仕方ない、いや、むしろ必須条件ともいえるのです。

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思えば「ワイルド・スピード」も、8作目を数える大人気シリーズに成長しましたね。私は2001年の第一作目を皮切りに、2本を除く、6本を公開時に映画館で観てきました。

第一作でヴィン・ディーゼルさんとダブル主演を張ったポール・ウォーカーさんが、7作目の撮影途中にまさかの交通事故死。シリーズもこれまでか・・・と思いきや、そこからの巻き返しが凄い。姐御ミシェル・ロドリゲスさんの頑張り、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンさんの筋肉アピール、大御所カート・ラッセルさんのお茶目演技が加速し「スコーピオン・キングといっしょに世界侵略:ロスアンゼルス決戦しつつ遊星からの物体Xが来たぜ」的な、ごった煮強化であります。(もはや何のことだかわかりません)

さて最新作「ワイルド・シリーズ ICE BREAK」であります。

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主演ヴィン・ディーゼルさんは16年間も主人公ドムを演じ、さすがに肉体アクションに往年のキレがなく、もっぱらカー・ドライビングへとご担当をシフトしているのです。

となると、体を張ったアクションは誰が担当する?ドウェインさんの腕っぷしに対抗できる個性派アクション俳優を投入せねば!と製作側は考えたのでしょうナ。なんと本作には「トランスポーター」「エクスペンダブルズ」で中年オヤジパワーを見せつけた、この方が登場であります。

そう、ジェイソン・ステイサム様です。なんつうカッコいいハゲ頭であろう!

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この人員強化、映画を盛り上げるのに、おおいに貢献したわけですが、ちょっと待て!と申し上げたい。

重要な役どころとはいえジェイソンさんはあくまで「脇役」です。ところがこのオジサン、ギャラをもらったからには徹底的にやるぞ!という律儀な役者のようで、スクリーンに登場するや、遠慮会釈なくキレッキレのアクションを披露しちゃうのであります。やり過ぎでしょ、と申し上げたい。主演(ヴィン・ディーゼルさん)が、かすんでいますよお。

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こうなりゃいっきにキャストの世代交代だ。今後の「ワイルド・スピード」シリーズは、ジェイソン・ステイサムさん主演で良いではないか?あれれ、オヤジからオヤジへの主役交代・・・は、さすがに無理か。

いっぽう本作は「悪役」にもスゴイ人を配しましたね。モンスター化してオスカーまでゲットした女優(←無理な言い回しだ!)シャリーズ・セロンさんであります。「プロメテウス」出演以来、どうも無表情化、能面化が進行しており顔面筋肉の硬直が心配されますが、それも良し。何がどうあれ、「イーオン・フラックス」よりは、まともでしょうから・・・(失礼)。

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ここでハナシは変わります。「ワイルド・スピード」第一作(2001年)を思いおこすと、当時の主人公たちはアメリカンローカルに、ストリート・レースにうつつを抜かしていたのです。しょせんは「小悪党」「暴走族」「チンピラ」であり、ようするに単なる迷惑野郎でしたわね。

それが16年を経た本作(8作目)ではどうでしょう!凶悪テロリスト相手に世界を救うんですぜ!「007」のジェームズ・ボンドも顔負けの大活躍です。そこまでスケールアップするかよ!と、さすがにツッコミを入れたくなりました。アメリカ人というのは、この手の大げさが大好きなのでしょう。ミッションが天井知らずであります。こうなれば、次作(9作目)はいよいよ宇宙へ進出かあ?・・・って、「007」のロジャー・ムーア末期じゃあねえよッ、と、マニアックなノリつっこみが出たところで、今日はお終いっ!チャオー。


蛇足: こうゆうくだらない切り口で、映画バナシをしつつ酒を呑める知り合いが、最近めっきり減りました。さびしいなあ。ニコール・キッドマンに「ニコール犬」と命名し、スカーレット・ヨハンソンを「すもも」、ルーシー・リューを「いたち」と呼んでいたTさん、たまには一緒に映画に行きましょう!

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公開から半年経っても上映が続く「君の名は。」、全然アリ!と思うワタクシです。 [映画]

先般。知人と呑み屋で雑談中、唐突に「そういえば、『君の名は。』はどうだった?」と質問されました。こちとら日本酒で頭がぼやけ、ましてや5か月も前に観た映画に、どうだった?と言われても・・・とほほ。

「君の名は。」は言うまでもなく2016年最大のヒット邦画です。驚いたことに昨年8月の公開から半年経過した今も(2017年3月時点)劇場上映が続いているらしい。こりゃあスゴイことです。

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で、冒頭の「どうだった?」との問いに対するワタクシの答え。簡単です。

あんなスペクタクル展開は予想してなかったけど(なんたって隕石落下!)、大変に良かったと思います。

以上。これは斜に構えるわけでなく、「良い作品だなあ」という素直な感想。映像は美しいし、ストーリーは丁寧に作りこまれて好感が持てます。会えそうで会えない男女のすれ違いは昔から鉄板ネタですもんね。ワタクシ、ラストシーンを待たずして、映画館では涙、涙、でございました。はい。

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本日のハナシはこれで終わりですが、ちょっとだけ蛇足です。

本作に対し、一部の人がネット等で喧伝している「言い分」が、どうも気に入らない。その言い分とは「君の名は。」が過去の別の映画にそっくりだ、だからパクリだ、という批判です。たとえば10年ほど前の韓国映画で、アメリカでもリメイクされた「イルマーレ」。海辺の家を舞台に、時間を超えて見知らぬ男女が手紙をやりとりするファンタジックなラブストーリーです。基本状況は同じと言えなくもない。

しかし、だからといって「パクリ」と評価するのは、短絡的かつ幼稚な感性と言えましょう。もっと言えば、品(ひん)が無い。オレはそっくりな映画を知ってんだぜ、すごいだろ!と自慢したい感じは、可愛い、とも言えますが。

「イルマーレ」を引き合いに出すなら、「君の名は。」に似た設定の作品なんぞ、山のようにあるわけです。成海璃子さん主演の「きみにしか聞こえない」。男女が入れ替わる設定は大林信彦監督「転校生」。愛するひとを救うため時間を遡る主人公なら「バタフライ・エフェクト」。他人に入り込む「マルコヴィッチの穴」。空からとんでもないモノが降って世界が終わる惨事は「ドニー・ダーコ」などなど。それこそ枚挙にいとまがありません。

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膨大な数の映画やドラマが量産された現在においては、状況設定やテーマの類似なんぞ、たいした問題ではありません(毎年登場するゾンビ映画なぞ、どうするのだ?)。重要なのは「素材や状況設定を、いかに完成度の高い作品に昇華できたか」という点に尽きます。その切り口で言えば「君の名は。」が、ひじょうに優れた映画であることは(好みは別として)言を俟たないと思いますね。

私は他作との類似など考えもしませんでした。それよりも新海誠監督が2007年に発表した名作「秒速5センチメートル」の発展形、と感じ入りました。あの作品(秒速・・・)の、地味で、リアルで、もの悲しい恋(というべきか)が、明るく(?)スケールアップして「君の名は。」に結晶したと思いました。そう、新海作品の風景の美しさは「秒速5センチメートル」を観た時に心底仰天しましたけど、「君の名は。」も期待どおりの美しさです。実際の東京の街が、こんなに美しかったらなあ~なんてねえ。

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あと、出典があまりに明らかだけど、「君の名は」といえば、やっぱり佐田啓二さんと岸惠子さんの主演映画「君の名は」でしょう。アナタ、真知子巻き、ですよ。私なんぞ北海道から初めて東京に出た35年くらい前、数寄屋橋で「おお、ここが映画『君の名は』の待合せ場所か・・・」と感慨深かったものです。ありゃ、こんな話をすると「ジジイ」とバカにされるだけだから、本日はこの辺にしときましょう。はい。

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映画「ジャック・リーチャー」へのツッコミどころはそこか、と自分にノリツッコミの今日この頃。 [映画]

トム・クルーズ主演のアクション映画「ジャック・リーチャー」を拝見しました。何を隠そう(という前置きは不要ですね)、トム・クルーズさんとワタクシは同じ歳であります。だからといって、私はインポシブルなミッションをこなしたり、ラストなサムライになったりはしませんが・・・。

虚しいボケをしてもしょうがないですね。

さて「ジャック・リーチャー」です。題名が「ザ・クリーチャー」に聴こえませんか?まるでB級SFホラーだよなあ・・・と、しつこくボケてすいません。

映画は前作同様に、トム・クルーズさんがいい歳をして、お約束どおり、やんちゃの限りを尽くすわけです。悪党相手に拳銃バンバン、マシンガンをバリバリ、殴る蹴るわの大暴れで、陸軍女性中佐(それほど美人とも思えない)の冤罪を晴らして、最後、またぞろ放浪の旅へ・・・という、ご都合主義の極み。予想を裏切らない嬉しい仕上がりです。主演がトムさんではなく、スティーブン・セガールさんだったら「沈黙のジャック」という題名でOKでしょう。違和感はありません。

それにしてもなあ。巨悪(という設定になっている)の将軍と大佐の情けなさはどうしたことか。こーゆー映画は、敵が手ごわくないとツマラナイんだけど、かんじんのソレが「ダメ老人」「頭の悪いタイコ持ち」としか見えずイラッとします。トムさんたちをつけ狙う凄腕の殺し屋だって、リストラされたサラリーマンがストーカーになった体で迫力がありません。

一方、味方サイドにはアメリカーン・ノーテンキな金髪小娘がおり、主人公(トムさん)の足を引っ張り迷惑かけどおし。トムさんならずとも頭が痛くなります。こんなバカ小娘は、さっさと、殺し屋に殺られてしまえばいいんじゃあっ(暴言?)。

年を取り短気になったワタクシ、スクリーンで展開するスッコトドッコイなピンチ場面に終始イラッイラッ、でありました。ぷはーはーはー。

ところで(と、ここからが本題です)

この映画を観ようと思った理由。先月の台湾出張のさい、台北駅のでっかいポスターを見たからです。タイトルからキャッチコピーから漢字で書かれており、おお、いいな、と思った次第。

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日本のポスターはコッチですね。

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両者を比べてみましょう。まずはキャッチコピー。文句なしに台湾版がかっこよい。「永不妥協」「永不放棄」「永不回頭」ですよ。四文字熟語、ここに極まれり。未来永劫オレ絶対に妥協なんてしないもんね、家庭ゴミをコンビニに捨てたりしないもんね、頭を回して後ろを振り向かないもんね・・・と、字面から推測すると、どんどん違う方向に信念が向かっていく感じ。嗚呼、良いなあ。

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映画タイトルです。トム・クルーズさんかジャック・リーチャーか漢字表記の、「克」はニュアンスあるけど、「湯」という文字が意外な味わいポイントですナ。♪ いい湯だな~アハハ、と空気が温泉旅行っぽく、ダチョウ倶楽部の定番ネタ、熱湯風呂で「押すなよ~」さえ連想するワタクシであります。

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台湾版はタイトルもすごい。「神隠任務」ですよ!神隠しの任務・・・いったい、どうゆうミッションなんだあ、とツッコミたくなるのは私だけではないでしょう。

千と千尋の神隠し、の、あっちの世界へ行ったら「NEVER GO BACK」という世界観でしょうか。などと虚しいイジリをするうちに、先ほど呑んだ富山の酒「満寿泉(ますいずみ)」4合がワタクシの頭をクラクラさせるので、今日はこの辺でお終いっ!ちゃおー。


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映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」。玉木宏さんの天才探偵っぷりが見事!それにしてもあの姉妹が。。。 [映画]

公開前から楽しみにしていた映画を観てきました。玉木宏さんが天才、御手洗潔(みたらい きよし)を演じる、

探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」であります。

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本格ミステリーの巨星、島田荘司センセイが生んだシャーロック・ホームズにも勝るとも劣らない(と私は思う)クールで皮肉屋で頭脳明晰なキャラクターそれが御手洗潔であります。とうの昔に映像化されて良かったキャラで、もしそうだったら今頃は「相棒」シリーズどころではない大人気を博していたかも。。。。しかし、映像化には探偵ミタライにふさわしい「俳優」が必要であり、その人選が大ハードルだったろう、と推察します。

ま、日本には(あの)天地茂さんが明智小五郎を演じたつう、ものすごい映像史がありますから、誰が何を演じようと「それなり」には落ち着くかもしれない。しかし御手洗レベルになると、そうはいかんでしょう。ミタライが事件を解明する過程での周囲に対するあの態度。「そんなことも分からないのか、君は?」という上から目線、相手を馬鹿にしきった体を、イヤミなく、むしろカッコよく演じるなんていったい誰ができるだろう?

さらに、物語終盤には、そんな無茶なっ!と呆れる論理(オチ)を、なるほど、たしかにそうだ、と納得させる「説得力」で語れる、そんな俳優って誰かいますかね?

要するにミタライとは「浮世離れした超人」であり、玉木宏さんのみが容姿、声、立ち振る舞い、どれをピッタリなのは明らかでございます。パチパチ。。。

・・・と、こんなことばかり書いてると無駄に記事が長くなりますな。

映画の感想を書きましょう。御手洗ファンであるワタクシをして満足の内容でした。原作が上下2巻の大部ゆえ、2時間弱の映画だと、どうしても説明優先のうらみがあり、人間模様など詳細は割愛・・・これが原作信奉者は気に入らないでしょうけど、私はテンポよくハナシが進んでく爽快感を評価しますね。「ナショナル・トレジャー」や「ダヴィンチ・コード」に比べれば、強引な突っ走り感は、それほどございませんしね。

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ただし、もし次回作があるなら、大長編ではなく、短篇か中篇を原作に選んでいただきたい。歴史ロマンや大仕掛けの謎は控えめにして、ミタライの天才的な論理展開と、イヤミな口調をじっくり堪能したいです。(その意味で、先行のTVドラマ「傘を折る女」は良かった!)

さて以上が本日前置きです(おいおいっ!)。いよいよ、ワタクシのメイン食いつきネタ。

御手洗シリーズにはワトソン的な役どころで石岡氏が登場しますが、本作では、所用で不在という設定。その代わり女性記者がミタライに同行します。あっけらかんとした天然っぷりに、少々イラッとくる、そんなキャラを、広瀬アリスさんが良い感じに演じています。

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ここで、ワタクシが申し上げたいのは、

広瀬アリスさんと広瀬すずさんの区別がつかん!

ということであります。ちなみに、この映画には広瀬すずさんは出演していません。でも気になる。昨今、飛ぶ鳥落とす勢いの「ソックリな美人姉妹」に多くの日本人はどう対処しているのだ!

以下の4枚の写真、どちらがアリスさんで、どちらがすずさんかを自信を持って断言できるかね、ミタライ君!やったあ、勝った・・・って、誰にだよ。

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自慢じゃないが、ワタクシ、本田翼さんと広瀬すずさんの区別さえも微妙。それを姉妹、ときては「うむむ・・・」と唸るばかりであります。叶姉妹だって、渡哲也さんと渡瀬恒彦さんだって、ナイツの塙さんとSAGAの塙さんだって、道端ジェシカ&アンジェリカ姉妹だって、区別はつきますけどね、

ザ・タッチのお二人、ザ・ピーナッツのお二人、高田純次さんとボズ・スキャッグス、そして広瀬姉妹は、区別がつかないではないか。いったい、この難題、どう解決するのだ。

・・・と、自分でも何を言いたいのか、分からなくなってきたので、今日はこの辺でお終いっ!なんと強引な幕引き、これぞ本格ミステリーの世界かなあ。ちゃんちゃん。


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映画 「007 スペクター」。ボンドのカッコ良さと、素晴らしい映画のできばえに大喝采。ですが・・・ [映画]

昨年(2015年)12月公開の映画「007 スペクター」。観そびれていたら、そろそろ上映終了になりそうなので、会社帰り、日本橋にある室町コレドTOHOシネマズへ寄って拝見したのであります。

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ダニエル・クレイグさんがイギリス諜報部員ジェームス・ボンドを演じるのは、今回で4作目。早いもので、1作目から9年も経つんですね。

で映画の感想ですが、何を置いても、ダニエルさんがカッコイイ。クールでワイルドな(でも優しい)ボンドは、男が惚れる男でございます。作品を重ねるごとボンドにバッチリはまり、もはやダニエルさんしか適任者はいない!と思わせます。ロジャー・ムーアさんやピアーズ・ブロズナンさんは、にやけすぎ。いったいあのボンドは何だったんだ!ショーン・コネリーさんはレジェンドだから別格として、ジョージ・レイセンビーの立場はどうなるのだ!(←すいません、マニアックすぎましたね)

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新作「スペクター」に話を戻します。映画全体が安っぽくないのが良いです。骨格(ストーリー)がしっかりあって、展開がスピーディ。勢いに流されずに、敵味方とも人物はキッチリ描かれている。いまどきスパイアクションでもねえよ、時代遅れだろう、というツッコミさえ、逆手にとり、うまくまとめてますね。(ただ、本作も含め、最近のスパイ映画たとえば「ミッション・インポシブル」シリーズにしても「キングスメン」にしても、その点を意識し過ぎの気もするが・・・)

さて、ボンド映画でひじょーに重要なのが、悪役、と、ボンドガール、でございます。

本作の悪役は、うわ、なんとクリストフ・ヴァルツさんではないか。この名優の演技は、どの作品でも、震えがくるほど素晴らしい・・・いや、言い過ぎでしたね、「グリーン・ホーネット」を除いては、と言いなおしましょう。

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「イングロリアス・バスターズ」といい「ジャンゴ、繋がれざる者」といい、見た目、気の良いおじさん風でいながら、次の瞬間、何をしでかすか分からぬ凄まじい怖さが体じゅうから発散されてます。ダイアン・クルーガーを絞め殺したり、ディカプリオを撃ち殺したりと、この人(が演じる人物)は、何でもアリの大荒れ状態なんであります。本作でも、うはあ怖かった~。

・・・すいません。どうも話が脱線してますね、ま、映画好き男の無駄話、と思ってお許しを。

こんなにスゴイ悪役を配したからには、ボンド・ガール、はどうなのよ、といえば。

レア・セドゥさんという若手は、絶世の美女ではなく、さりとて、個性バリバリでもなく、どうも、そこらのおねえちゃん、という感じ。こうゆうタイプが欧米ではモテるんでしょうかね。浜美枝さんのほうが全然良いゾ!(いったい、何十年前のハナシだ)。もちろん劇中では、ボンドさんの「落としテク」に陥落し、敵陣へ飛び込む直前のシビレル状況でありながらキッチリとベットインであります。ボンドさんのストライクゾーンの広さには、毎度、感激です。

そうそう、もう1名のボンド・ガール(?)として名を連ねるのが、かつて一世を風靡した超エロ・フェロモン女優モニカ・ベルッチさんであります。おいおい、モニカさんに「ガール」は無えだろう、とチャチャを入れてはいけません。(ボンド・おばさん、というのも変だもん)。特別出演レベルのちょい顔出し登場ですけど、そんな短時間でもボンドさんとしっかり合体。なにせボンド・ガールですから!ほら、若手から年増まで相手選ばずの驚異のストライクゾーン、ボンドさんは心底スケベエなんだなあ。

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十分に満足した本作ですが、当ブログの性質上、いくつかツッコミはせねばなりません。

明らかに敵が待ち構えている施設に、ボンドさんは、なぜ拳銃一丁という軽装で乗り込むのでしょう?文字通りの自殺行為ですわね。予想される理由は「知りたい真実のため(つうか映画を進行させる都合で)、あえて、敵の術中に飛び込む。虎穴に入らずんば虎児を得ず、だ!」・・・といったところでしょうが、

そうだとしても、ただのバカ。あるいは、ドM、としか思えぬ行動ですね。

ま、正義役がこの調子だからでしょうか、悪役も負けじと、肝心な詰めが甘いのです。ボンドなど、さっさと撃ち殺しておけば良いものを、優位に立った余裕からノーガキくっちゃべっている間に、ボンドは持参スパイ・グッズで窮地を脱して、あまつさえ、悪党組織の中枢設備を破壊しちゃうという、お約束の流れ。

まさに、どっちもどっち、と申せませしょう。両者にレッドカードを出したいです。

こうなると、たかが、9mm弾しか発射できないハンドガン(ワルサー)で、ヘリを打ち落とすつう離れ業も、ボンドさんなら可能かも・・・と思えるわけで、そんな点も含めて「007 スペクター」はスゴイ作品、と思った次第です。

あれれ、誉めたのか貶したのか、分からん記事になりました。いや、私はこうゆう映画大好きですよ。ちゃんちゃん。

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